100322_0810~0001
 今までに象を何頭食ったのか・・・。いやいや、象は食ったことはありませんが(^_^;)、象が一頭横たわっているとしましょう。それを食べてみろ!と言われるわけです。象を目の前に「こんな大きなもの食えません!」「いや、どうにか食ってみなさい!」。と言われても、こんな大きなもの食えません!しかし、食べる方法があるのです。何の話かと言うと、大小の目標をどう考えて、どのように達成するのかという考え方で、この喩から「エレファントテクニック」といわれる考え方であり、手法です。

 

つまり「エレファントテクニック」というのは、どんな大きな目標も、小さく細分化してやっていけば、達成は可能ということです。381-2象を一頭食べるのは少し無理がありますが、小さいサイズに分ければ、食べ尽くすこともできるという問題解決方法。このテクニックは、そのボリュームにも対応し、また時系列にも対応できるという優れもの。

 

最近、このテクニックを思い出して、私にでもできるかも?と思ったことがあります。一昨年前から、50歳の手習いでギターを始めたのですが、まさしくこの考え方です。最初は、音楽のジャンルといえばカラオケぐらい。しかも、ギターは持ったこともなく、じっくり見たこともない代物なのですが、エリッククラプトンというミュージシャンがアコースティックギターを弾きながら歌っているのを見ていると、何ともかっこいい。これが弾けたら・・・、なんて考えながら、ユーチューブでその曲を聴いていると、その時に今更なのですが、同じメロディーが繰り返されている!本当に今更ですが、びっくり!

 

 そして、その部品と思われるメロディーはまた小さな部品のメロディーでできている!!私にとっては、かなり衝撃的で、クラプトンまではかなりかけ離れていますが、厚かましくも、その部品を一つ一つ練習すれば、何とかなる!という確信が持てました。やり始めてみると、部品となるメロディーは、また一つ一つの音でできていて、ギターのその音が鳴る弦を弾くとその音が出る。あたり前なのですが、それをゆっくり続けていくと、なんと!それらしいメロディーが!何度もそれを弾いていると、徐々に慣れてきて早さも普通の速さで・・・。目的地に向かって歩く動作で、右足と左足を交互に動かして行くと、目的地に近づいていくみたいな感じです。

 

短い部品のようなメロディーを完成させると、次のメロディーを練習。すると、なんと一曲全部それとなく、自分の中ではその曲のような音になるではありませんか!!381-3人に聴いてもらうと、んんん~??そこから、その一つ一つの部品をもっと練習します。もし象を本当に食っているのであれば、肉にかぶりついただけで、まだまだ肉が残っている状態(^_^;)そうしているうちに、それらしくなってくるのが、また嬉しい。これこそ、目標達成に近づくモティベーションアップの境地です。

 

このテクニックは時系列でも、いつまでに?という時に使います。例えば、この曲をいつまでに弾けるように、この500ページの本をいつまでに読もうとか、今年の売上はこれぐらいにとか、色々と目標は一塊でありますが、その塊をどのように消化していくのかの目標予定を決めます。達成するための最終予定期間から、それを小さく切り分けた期間の目標で考えてみます。年間で12億円の売上って考えるより、一ケ月で1億、1日100万円ちょっと、って考える方が、食べやすい?いや、考えやすいですね。
 
私も現在、一頭の象を食べ終えかけです。しかし、今までの食べ残しもかなりありますが、気が向いた食べ残しを出してきては食っているという感じですが、食っても食ってもいくらでも食える!という不思議なモティベーションになるのは、象はとても美味い!って事なのでしょうね。

ぜひ、象を食ってみて下さい(^_^)/

やこやこ

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright(c) 2024 FARM Consulting Group All Rights Reserved.