330798_019.jpg今年一番観たかった映画がこれ。一般公開まで待ちきれず、行ってきました先行上映。

前作「007/カジノロワイヤル」でこれまでのシリーズの世界観をガラリと変え、タフでワイルドなジェームズ・ボンド像を創り上げたダニエル・クレイグ。前作のその一時間後から物語は始まる。

最愛の女を失い、悲しみと怒りを拭い去ることのできないボンド。彼女が遺したメッセージを探るうちに、ある組織の存在が浮かび上がる。彼女を操り、そして、ボンドまでも利用しようとしたその組織とは・・・。復讐か、任務か。葛藤するボンドは、世界を舞台に、次々と敵を追い詰めて行く。

 

イタリアの古都・シエナの美しい風景の中、激走するボンドの愛車アストンマーチン。それを追うアルファロメオ。いきなりカーチェイスで始まるアヴァンタイトル。マシンガンの洗礼を受け、クラッシュしたアストンマーチンが、敵のアルファロメオを谷底へ叩き込む。ダニエル・クレイグのボンドには、「ボタン一つでミサイルドカ~ン」な秘密兵器は出てこない。やられたらやり返す。己の頭脳と体一つで敵と渉り合い、身も心も傷ついた満身創痍のボンドが、非情なまでに敵を追い詰める。時折挿入される、ボンドの冷徹な表情。激しいアクションが、ボンドの怒りと悲しみをエモーショナルに描き出す。

330798_011.jpg冒頭から、目の醒めるようなアクションシーンに、私の体内のアドレナリン濃度は上昇しまくり。それに続くのが前作を上回るハードなアクションのつるべ打ち。その合間にボンドの苦悩する姿が描かれるドラマパートが入る。アクションとドラマが見事に融合した展開に、興奮は治まらない。エンドロールが終わるまでの1時間46分、いったいどれだけのアドレナリンを垂れ流したことか。

脚本は、前作「カジノロワイヤル」に引き続き、「ミリオンダラー・ベイビー」「硫黄島からの手紙」のポール・ハギス(共同脚本)。監督はアクション映画は初めての「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォスター。人間ドラマでその手腕を発揮した二人が、今作でもその手腕を遺憾なく発揮。007を単なるアクション映画にとどまらない、厚みのある物語に仕立てている。

ああ、楽しみが一つ減って寂しい。けど、時間があれば、もう一回観たいですわこの映画。

  
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