オペレーション部門の須藤です。

皆さんは甲子園球場の土を踏んだことがありますか?

昨年の11月になりますが、私は踏んできました。

なぜ、高校球児でもプロ野球選手でもない私が、甲子園のグランドに立ったのか･･･。

西宮市では、普通の運動会とは別に、市立小学校対抗の運動会が毎年秋に甲子園球場で行なわれます。

その名も「小学校連合体育大会」。

西宮市民の特権です(笑)。

参加するのは六年生。全員で組体操をしたり、選抜メンバーがリレーをしたり。

学校対抗なので、いたく盛り上がります。

そして、その中のプログラムの一部として、保護者もグランドでダンスをするのです。

普段入れないグランドに入るチャンス。

これを逃す手はないと、PTAの係のひとつである「小連体係」に立候補したのでした。

当日は、朝は冷えたものの、徐々に気温も上がり、絶好の運動会日和。

バッチリ防寒対策をしたものに、日焼け対策が必要なくらいの日差しでした。

プログラムの半ば、学校ごとのお揃いTシャツを着用し、はやる気持ちを抑えつつ入場口に向かいます。

総勢数百名の保護者が、隊形を保ったまま各入場口から一斉にグランドへ。

私の入場口はセンター側で、一歩目から天然芝の上。

きれいに手入れされているだけあって、もうフカフカでした。

普段見下ろすグランドを歩いている、と思うだけで、ちょっとした興奮状態。

客席を見上げ、空を見上げ、喜びを噛みしめ歩きます。

客席やバックネットの上に広がる、どこまでも遠く青い空。

同じ空でも、客席から見るのとグランドから見上げるのとでは全く違いました。

ダンスをする私の立ち位置は、ギリギリ内野側。

赤茶色の土の上から見るバックネットに、高校球児やプロ野球選手は、普段こんな景色を見ているのかと、更にテンションが上がりました。

そんな中で踊るダンス。多少間違っても平気平気。

感無量で、終わった後は、後ろ髪引かれる思いで退場しました。

甲子園といえば「土」。

他の参加者とも「もちろん持って帰るよね」なんて話をしていたのですが、事前に禁止の通達が。

その上、大切なグランドをお借りしているので、落し物を一切しないよう、「ヘアピン･ネックレス･指輪など装飾品も外してください」とのことでした。

携帯を持ち込み、貴重な風景を写真に撮ろうと思っていた私の目論みは、もろくも崩れてしまいました。

それでも、身体や体操服についていた土を掻き集めて、思い出にした逞しい子供達もいたようです。

後で調べると、甲子園には「スタジアムツアー」なるものがあるようです。

興味ある方は、ぜひ一度どうぞ♪♪