2024.7.12

カテゴリー -/ お金の雑学

こんにちは、監査3部門の西内です。今回から「お金の雑学」としてテーマブログを執筆していきます。暖かく見守っていただければ幸いです。
 
さて、今月から新しいお札の発行がスタートしました。ご存知かと思いますが、新しい1万円札には渋沢栄一が、5千円札には津田梅子が、千円札には北里柴三郎の肖像画が描かれております。それぞれ偉大な功績を残した人物ばかりですが、どれだけ偉大な功績を残しても日本においてお札の肖像画には絶対選ばれない職業の方がいます。ご存知でしょうか?少し空白を空けておくので考えみてください。





正解は政治家です。
以前は伊藤博文等の政治家がお札の肖像になっておりましたが、政治家の評価は後の時代にひっくり返ることがあることを考慮し、2004年からは基本的に肖像画に選ばれるのは「明治以降の文化人」とガイドラインで明文化されました。他にも教科書等に載っている、一般に広く良く知られていること、印刷に耐えうる精密な肖像画や写真が現存すること、などが条件となっております。
 
日本のお札は、正式名称を日本銀行券といいます。この日本銀行券の新紙幣の原画描きやデザインを担当するのが、工芸官と言われる公務員の方達です。全国でわずか30人の狭き門を通過した選ばれし人、それが工芸官です。

さて、この工芸官。身の危険があるため、家族にも自分が工芸官であることを知られてはいけないそうです。なかなか大変な職業ですね。
 
日本のお札から世界のお札に話を広げましょう。皆さんは、世界で一番高額な紙幣は、どこの国のどの紙幣だと思いますか?

俗にいうハイパーインフレでの額面だけの話なら、1946年にハンガリーで発行された1垓ペンゲー紙幣が最高額です。ちなみ数値にすると1,0000,0000,0000,0000,0000ペンゲーです。日本円換算で考えると、スイスの1,000スイスフラン札になります。日本円では178,000円。財布を落としたら大変ですね。
 
ちなみに、2014年まで発行されていた1,000シンガポールドル札ですが、なんと当時の円換算で約80万円。円安の現在なら価格はもっと跳ね上がるという空前絶後の高額紙幣です。余談ですが、世界では高額紙幣は持ち運びが容易であることにより、犯罪組織に使われる危険性が高いため、現在は減少傾向とのことです。
 
いかがでしょうか、皆さんはどれくらいお札についてご存知でしたか?私が知らないお札についての雑学がありましたら、教えて頂きたいと思います。
それでは本日はこのあたりで。


  
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