オペレーション部門の斉藤です。私はお城が好きで、機会があれば出かけます。先日姫路城の入場料が、市民以外を大人2,500円(現状1,000円)に値上げされるという話題がありましたね。
姫路城は去年の春、何十年ぶりかで訪れました。その間にも三の丸広場までは足を運んだこともあった気がしますが、入場券を買って中に入るのは、本当に久しぶりでした。(値上げ前に行けてよかった!)
一言でお城といっても、私が好きなのは現存する天守。現在は12城です。この数は少ないようにも感じますが、戦国時代の合戦や明治時代の廃城令、その後の戦争を経てよくぞ12城も残ってくれたと思うべきかもしれません。
12城ではありますが、青森から高知まで(九州にはないのですね。)点々としているので、なかなかすべてを巡ることは難しそうです。これまで行った中では姫路城以外には、滋賀の彦根城、愛知の犬山城が印象に残っています。(どれも城好きさんが挙げる好きな城に必ず出てくるお城です。)
現存天守の魅力は何といっても、歴史を感じられることです。当然何度も修繕され保たれてはいるのですが、中に入ると、歴史の重みというか、ロマンを感じます。
廊下を歩くだけでも、ここを何百年前の武将も歩いていた? 着飾った姫君達が笑いあっていた?とか想像するだけで、時代劇ファンの私としては、とてもゾクゾクワクワクします。
刀の傷などが残る柱を見ると、自分もその歴史の一部に入った実感が沸きます。油断すると頭をぶつけてしまう階段、反り立った石垣、走りにくいくねくね道など、戦に強い工夫が凝らされているのでしょうね。
以下に少し、雑学含め好きなお城の感想など。
姫路城
説明はいらない世界遺産! 時代劇でもおなじみです。 敷地面積も含め、見所満載のお城です。歴代城主には、大河ドラマでおなじみの黒田官兵衛や、池田輝政などがいます。
前回訪れたときに、お堀を和船が周っていました。 期間は限定のようですが、とても気持ちよさそうだったので次回はぜひ乗ってみたいと思います。
彦根城
慶長9年(1604)より着工。築城まで20年かかったとか。重要文化財に指定されている、天秤櫓など、TVでも一度は目にされているかと思います。築城主は、伊井直政の息子、直継です。
きれいな琵琶湖が見えますし、運が良ければひこにゃんにも会えるかも? 天守閣への行列も苦になりませんでした。
また、お城の外には、 キャッスルロードという通りが続いていて、城下町風に統一されたおしゃれなお店が並んでいます。
犬山城
私の一押しのお城です。とても小さいですが、だからこそ歴史が感じられる大好きなお城です。築城は天文6年(1537)と言われ、現存する日本最古のお城です。明治時代に、天守以外は取り壊されたようで残念です。
元和3年(1617)に徳川家康に仕えていた成瀬家初代当主の正成という人が城主になり、なんと平成16年までこの成瀬家の方が歴代城主であったそうです。日本唯一の個人所有のお城だったのですね。
たしか私が訪れたときの説明でも、維持が大変でとお聞きしました。(そりゃそうだ) その後法人化し、現在では百帝文庫という財団法人の所有となっています。
あちこち頭をぶつけながらですが、階段を上がり天守最上階から廻縁に出ることができます。 ここからの眺めは絶景で、目の前に木曽川が広がります。
ここは高欄付き廻縁と言って一周周ることができます。 ですが高所恐怖症の私には、その景色を見るために外へ一瞬出るのが精いっぱいで、周ることはできませんでした。
まだまだ私の知らないお城があるので、現存天守、制覇していきたいと思います。