神戸学-11総務部の矢子です。

ふと手にした神戸商工だよりで、「神戸学」のページが目に留まりました。
 

「神戸学検定」は、ご当地検定として神戸商工会議所が主催し、2007年より施行されているそうです。知らなかったなぁ。神戸に生まれ育っているのに知らないことがいっぱいあるのは確かで、ちょっと神戸の歴史を勉強してみるきっかけになりそうです。


神戸商工だよりの「神戸学」には、「神戸学検定」の過去問題と解説が載っています。今月のテーマは「生田川」。
なんと昔は現フラワーロードを流れていたそうです。
普段は水量わずかな小川なのに、大雨が降るとすぐに氾濫したため、1871年(明治4)年に加納宗七が今の場所に付け替え工事を行ったそうです。

 

その3年前、1868年兵庫(神戸)開港に伴い神戸村に外国人居留地が設けられました。東に生田川、西に鯉川、北に旧西国街道、南に海岸、と近代的で整然としたまちづくりが行われ、東洋でもっとも美しい居留地だったそうです。

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それでも少しの大雨で生田川が氾濫し、港や旧居留地に被害をもたらすため、水害対策に乗り出したのですが、そこで活躍したのが、海岸通で材木商、回漕問屋を営んでいた加納宗七。なんと付け替え工事をたった3月から6月の梅雨、台風シーズンまでの3ヶ月で完成させました。

 

そしてさすが商売人、その後の土地が競売に掛けられると落札・整地し、今のフラワーロードの原型をつくり、旧河川敷から生まれた新市街地をつくりました。その新市街地は、加納の功績を讃えて「加納町」と名づけられたそうです。

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東遊園地には、約50cmの加納宗七のモニュメントがあります。ちょっとビックリするほど小さいですが、陸奥宗光の書で「加納宗七」と書かれています。

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これは二代目で、以前は新神戸駅付近にあり、2.5mの銅像が高さ4mの花崗岩の上に設置されていたそうです。

 

訪れる方に「おもてなしの心」で接する会計事務所を目指して、ちょっと神戸のこと勉強してみます。

 

総務課 やこ

  
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