アナザースカイから関空へ帰国到着したら、わき目も振らず3階のレストラン街へ直行し、麺類のお店かお寿司のお店へ飛び込み、貪り食うというのが恒例です。今回も同じようにラーメン神座へ直行・・・。が、しかし、入り口でふと180度転換(T_T)。く~!!私、断食中だった!!!セーフ。怖いですね、食欲という欲求は!!断食というかなりハードなイベントさえも無視させる欲求です。
 
30年程前から始めた断食です。断食道場へ入る正式バージョンの断食ではなく、日常生活を普通にやりながら、減食から始まり完全に水だけの生活、それが終わると回復食で通常食に戻る、という24日間の断食コースです。その頃は一日48時間(二日が一日の単位)で生きており、毎日不規則な生活が規則正しく行われるため、私の師匠に「この断食で年に一回体をリセットしなさい」と勧められ始めた健康法です。
 
数年前から体力的に途中断念が多くなり、その後パスしていましたが、昨年から「全行程10日のプチ断食を年に2回やる」という形で再開し、今年最初の断食です。24日間の断食と違い全く食べない日数が3日なので、口から入ってくる栄養分を体が諦めて体内にある別バッテリーに繋ぎ変わる感覚はなく、腹ペコの日常生活的な感じで「全く世界観が変わってしまう」という感覚は殆どありません。
 
しかし、人間の体っていうのは、日常入ってくるものを遮断すると、色々とそれを補おうと普段使わないスイッチを入れたり、普段と違う思考が出てきたり、体内に共存している生物達とのバランスが大きく変化したり、普段抵抗力で症状が出ていない悪い部分が発症したりと、自分をじっくり改めて観察せざるを得ない状況となります。それが良いのですね。私の場合は、通常かなり高いと言われている血液検査の数値が、激減していくのがわかります。食べ始めると少し戻ってしまいますが(^^;)
 
断食中、食事の時間が全くないので、1日の時間がやたらと長かったり(2~3時間ぐらい)、五感が普通より異常に鋭くなり、旨そうな匂いにはかなり敏感になったり、耳がとてもよく聞こえたり、良く眠れたり、なぜか無性に腹が立ったり、とても悲しくなったり、感情的な物事はとても反応がすごかったりと、普段とはかなり違う事が起こります。これも何らかの浄化??なのでしょうね。どれをとっても良い事だらけ。しかし、その代償は”めちゃくちゃ腹が減った~”です。
 
(追記)あ!それから、もう一つ最高な事は、回復食初日の朝ごはんで食べる、とてもシンプルなメニューなのですが、涙が出るぐらい美味い。
 
まあ、人間は日常色々なものを体中に取り込み、そして影響を受け、また知らず知らずのうちに何者かが侵入してきている、という状況で生活しているので、意識しないうちに肉体的精神的に日々変化しています。それで何かが発症する時にはもう大変です。たまには、本当に自分を見つめる時間、それも命がけで見つめる時間があるといいですね。絶対、お勧めですよ。私は毎回終わった後は、”2度とせえへん!”と思っているのですが(^^;)

やこやこ

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