20Century001.jpg泥んこになりながら野原をかけまわり、空き地につくった秘密基地で、遠い21世紀の未来に想いを馳せた20世紀の少年少女たち。21世紀になった今、社会の第一線で活躍しながらも、そんな、20世紀の少年少女の心を忘れない、すべての大人たちへ。是非、この映画を観てほしい。スクリーンの向こうには、あの頃の僕たち私たち、そして、世間のしがらみに囚われながらも、ひたすら前に向かって生きていく今の僕たち私たちの姿が投影されています。




20Century002.JPG原作は、累計発行部数2000万部を記録する浦沢直樹のコミック。映像化不可能とまで言われたこの作品を、「ケイゾク」「トリック」の堤幸彦監督がメガホンを取り、60億円をかけて実写化。1970年代から20世紀末、そして2015年へと、目まぐるしく時代を往来する壮大な物語が三部作で描かれます。コミックを忠実に映像化したというだけに、漫画を読んでいるような小気味良い展開が楽しいし、アラフォー、アラフィフ世代の俳優たちが魅せてくれる等身大の僕たち私たちの姿は、ビシバシと心に響いてきます。

 

ただ、漫画そのままの描写に、原作ファンの間では賛否両論あるようです。コミック未読の私は、先入観なく観れたという意味では幸いだったのかもしれません。
堤監督らしく、シュールなギャグも取り入れながら描かれる20世紀カタストロフィー。第二章は来年1月、第三章は来年の秋というから待ち遠しい。全22巻+2巻のコミックも大人買いしてしまいそうで恐ろしい。

20世紀少年担当:史也

  
コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


Copyright(c) 2024 FARM Consulting Group All Rights Reserved.