社員税理士の嶋﨑です。

 「就職おめでとう。君たちはめでたく労働者になった。これから資本家に搾取される生活がはじまるけれど頑張って働いてね。」

大学生の時のゼミの先生からの就職祝いのお言葉でした。「マルクス経済学」を教えていた先生です。

 

そもそも給料って何で決まるの?

マルクス経済学ではそれは働くために必要な「生産コスト」で決まると言われています。「生産コスト」とは具体的に、食費、住宅費、衣服代、娯楽費、知識習得費などの「必要経費」をいい、これらの合計が給料を決めているのです。

例えば、医者の給料が高いのは、医者の仕事をこなすために、膨大な知識を身につかなければならず、そのために長期間準備してきたからということになります。大学の先生も同様です。専門分野の知識を身につけるために勉強し、論文を書く必要があります。いわゆるそれだけ「知識習得費」がかかっているということなのです。

逆に、誰でも簡単に始められる仕事は、「身につけるべきスキル」がないので、その分給料が安くなるのです。いくら頑張っても、いくら成果を上げても、簡単にできる仕事であれば「必要経費」が少なくてすみます。

そう考えると、単純作業者の時給が少ないのも理解できます。「体力的にきつい」とか「毎日長時間労働」とかは関係がないのです。その「労働力」をつくるための「必要経費」が少ないため、給料が少ないのです。

 

 では、どうやれば給料が上がるのでしょうか。

「必要経費」を引き上げれば給料は上がります。具体的には、資格をとるとかでしょうか。それも今やっている仕事に必要な知識やスキルを身につけるための資格でなくてはいけません。資格取得のための経費及び時間いわゆる「知識取得費」の回収のために給料が上がります。しかし一般的には給料が上がったといってもそもそも給料が必要経費しかもらえないのであれば、いつまでたっても貯金はできない、そして豊かになることはないということになります。労働者として給料を上げるということは、それだけ「必要経費」がかかるということです。労働者の給料が上がるのは、成果を上げたからではなく、言ってみれば「生活費が上がったから」もしくは、「ストレスが増えたから」なのです。

 

その中で豊かになるためにはどうすればいいのか。

逆に給料を上げることを考えず、自分の「必要経費」を下げることを考えるのはどうでしょうか。言い換えれば自身がストレスを感じない仕事を選ぶのです。一般的な相場で「必要経費」は決まりそこから給料が決められます。その仕事をすることでそれほどストレスを感じず、休みの日に娯楽費を使わずにすめば「必要経費」は下がり一般的な相場で決められた給料との差額分が貯金となり、豊かさを感じることができます。それか、労働者であることをやめて資本家になることでしょうか。資本主義である以上、搾取するものが資本家で搾取されるものが労働者である構図は変わりませんので。

 

資本家かどうかわかりませんが、資格を取ってストレスをそれほど感じない仕事をしているつもり。豊かになることを期待して今日も働いています。社員税理士嶋﨑でした。

 
 
 

  
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