税理士の嶋﨑です。

めっきり外でお酒を飲むことがなくなりました。とはいえ家では飲むわけで、そうすると色々な問題に直面するのです。
まずひとつ目は、「瓶と炭酸を買うのがいいか」「缶で買うのがいいか」問題。

ずっとウイスキーの瓶と炭酸を買っていたのですが「これは缶を買ったほうがコストパフォーマンス的にいいのではないか」と思い、計算をしてみました。

 

瓶の場合700mlで1,359円、炭酸が500ml×24本入りが1,953円、これを黄金比1:4で割った場合500mlのハイボールを作るのにかかる値段は259円になります。

一方缶の場合、500ml×24本入りが5,896円で売っていますので、1本当たり245円になりビミョーに安いやん、と思いながら絶妙な値段の違いの為、缶の世界には踏み込めずに今も自分でハイボールを作っています。
そしてふたつ目、「逆チャンスボトル」問題。娘は無類のカルピス好きで、今までは水で割ってカルピスウォーターを作っていたのですが、ある日私が「炭酸を使ってカルピスソーダーにしたらええやん」と言ったのが運の尽きでした。

 

それからハイボールを作ろうと思い冷蔵庫を開けると、炭酸が微妙な量だけ残されていることが度々あるのです。全部使うと炭酸が減っていることが私にばれて「勝手に飲むなと」言われると思うからか、それともラベルを外してペットボトルを小さくして処分するのが面倒くさいからか、真意はわかりませんが。

いずれにしろ娘よ、父は炭酸の数を覚えてはいないし、仮に覚えていたとしても炭酸を飲んだくらいでガミガミ言うような小さな男ではない。そして何より言いたいのは、面倒くさいと思うことを人にさりげなく残さないで自分でやりなさい。そうすることで自分が幸せになるのだから。直接娘に言って「うっせえわ」と言われるのとイヤなので、この場を借りて伝えておきます。

 

最後に、「原液希釈」問題。先にも書いたようにハイボールの黄金比は1:4、ウイスキー50mlに対して炭酸が200mlでいつも作っています。そして、カルピスの原液の容器には「5倍でうすめると20杯分」と書かれてあります。5倍でうすめるのがいいのかと、ある休肝日にカルピスソーダーを飲もうと、計量カップを取り出し「5倍でうすめるので、カルピス50mlで炭酸250mlやな」と作ってみるとめっちゃうすい。

カルピス評論家の娘に味見をしてもらうと「ナニコレ、まずっ」とひとこと。

でもちゃんと量って作ったのになんでやー。

そうすると妻が「5倍でうすめるというは、全体が原液の5倍になることやで」と。ということは、”カルピス50mlを5倍でうすめる”とは全体が250mlになるということなので、炭酸の量は200mlが正解なのです。比率と倍率は違うのか、初めて知りました。

 

正しい量の希釈で作った甘酸っぱいカルピスソーダーを飲みながら思い出されるのは懐かしいあの日々。

ハイボール1杯が245円か259円かの計算が意味を持たない、1本1,000円の炭酸をバンバン注文していたこと。毎回行くたびにチャンスボトルにおびえていたこと。美味しさの黄金比ではなく、ママさんの黄金比(原液:炭酸=2;1)で作っていただいたハイボールを飲んでいたこと。

 

あの日々は夢だったのか幻だったのか、また味わいたいような味わいたくないような。それでも息の詰まりそうな今よりはかなりいい。

 

 

  
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