ファクトリーの柏原です。お預かりした伝票などを整理してデータ入力する記帳代行が主な業務です。

私は、社会人になってからほぼ絶やさず、水泳を趣味というか習慣としています。学生時代に水泳部だったこともあるのですが、気分的にリセットできる時間だったりもします。
そこで水泳関連でお話をと思い、色々思い出していたのですが、その中で真っ先に思い出した話があります。学生の時に見たソウルオリンピックでのことです。この大会は鈴木大地や7個のメダルを獲得した超男前マット・ビオンディが話題になりました。しかし私にはもっと鳥肌の立ったレースがありました。

それは男子1500m自由形決勝。ソ連のもう引退かと風評もあった選手がやってくれます。 名前はウラジミール・サルニコフ。(8年前に世界初の15分を切る偉業を成し遂げましたが、当時は不調で年齢的にも復活は難しいと言われていたそうです。)ルックスも確か7:3分けの髪型、記憶なので確かではないですが、そういう雰囲気の方でした。
まずスタートして序盤はトップではなく数番目(記憶がはっきりしないのですみません)でしたが、じわじわと前へ出はじめます。それが100mをほぼ正確に1分0秒で帰って来ます。そして中盤ついにトップに。でも「うん?でも途中で落ちるんじゃ・・・」という感じもありました。
それが、「まだ落ちない」、「また1分!」、そして解説の方もトップに出た途中からテンションが上がり出し「また1分でかえってきました!まさに泳ぐ精密機械です!」(確かそういう感じだったと記憶しています・・・)会場全体もどよめきから声援に変わりはじめました。そしてラスト100mのターン。 今も1分ちょうどのラップは崩れていません。会場は総立ちで大声援です。「いけー!サルニコフ行けー!15分切りだー!」

結局タイムは15分0秒でしたが、2位以下を大きく離して文句無しの金メダル。ラスト50mは何度も鳥肌が立ちました。1分のラップをほぼ正確に1500m泳ぎきったこと。予想を覆す復活を成し遂げたこと、冷戦で前体会が東欧ボイコットという中でソ連の選手に対しての大声援、キックの打ち方が僕と似ていることなどなど、大感動でした。 スポーツでの感動は熱くなったり色々ありますが、なんとも心地よいものでした。またあんな感動に出会いたいものです。

* 今回youtubeで調べてみたらウラジミール・サルニコフカップという水泳大会が開催されている様です。母国では英雄となっているんでしょうね。(ソウルオリンピックの動画は残念ながらありませんでした。ご存知の方がありましたらお知らせ頂けると幸いです。)

  
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