監査担当の永野です。
突然ですが、『テラリウム』ってご存じでしょうか?テラリウムとは、ガラスなど光が通る密閉された透明なケースの中で、陸上の生き物を育てる方法のことを言います。
 
語源は、ラテン語で「テラ(terra)=台地、陸地」と「リウム(arium)=場所」を合わせた造語だそうです。きっとどこかで、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?例えばアクアリウムもその一種でしょうし、今だと爬虫類をペットとして飼うビバリウムもあるようです。
 
今まで全く興味がなかった分野ですが、年齢的なものなのか、お客様からプランターで作物を育てているとよく聞くからなのか、はたまたメンタルがお疲れで癒しを求めてなのか、いずれにしてもここ最近とても気になっておりました。またよく通る場所にお店が出来たのも、大きいかもしれません。そのお店のワークショップで、『コケリウム』の体験をしてきました。今回は『コケリウム』ですが、ネットを見ていると観葉植物だったり、キノコだったりのテラリウムもあるみたいです。
 
今回のワークショップは、6名が定員で、約1時間の予定でしたが、作業に凝り出すと、足りませんでした。ちなみにこのようなセットが各自準備されています。ガラス容器は、大きさと形の違う2種類から選べます。
 
苔は多湿を好むものが多く、ガラスの中で水分が循環するため、育てやすいという面があるそうです。あとは、苔のサイズを好きなように細工できるために、小瓶でも作成できるのも人気の要因だそう。
 
講師の方の説明を見様見真似で、こなしていくだけ。ソイル(専用の砂)を入れ、立体感を出すために傾きをつけ、水を吹きかけて、一旦固めます。
 
そこに石(色んなカット、サイズのものがありました)を大、中、小と3個配置します。ベースが茶色のソルトなので、ホワイト・ブロンズ・ゴールドなどの化粧石を、少し敷いていきます。
 
そして、いよいよ空いたところに苔を配置するのですが、土部分をきれいにカットするのがコツらしいです。苔と言っても、いろんな種類があって、それぞれに特徴があるそうで、芝のようなタイプや長さのあるタイプなどなど。それを上手く組み合わせて、配置することで奥行き感が増したりもします。恐らくここにセンスが出るのだと思われます。
 
率直な感想としては、凝り出すと、とてつもなくやってしまいそう、なくらい奥が深いなってことです。やっていると、自分だけの世界に没頭して、あっという間に時間が経っていました。
 
そろそろ仕上がりかなという頃に、講師の方が来られて、照明の下に持って行ってくれたのですが、光が当たると、何ともきれいに見えて・・・以前、屋久島へ行った際、自然の中の苔を見たことがありますが、光の加減でとてもきれいに見えたことを、鮮明に思い出しました。
 
やはり自分で手をかけて、作ったものには愛着がわいてきますね。しっかり育ってくれるよう、愛でていきます。苔は、直射日光が当たらない涼しい場所が、良いそうです。蓋のないタイプだと、1~2回/1日程度霧吹きで水をかけてあげるだけ。照明の明かりでも十分で、何ともお手軽です。そうそう、講師の方にも「高さがあって、良いですよ。」と言って頂いたことも報告しておきましょう。
 
ショップに販売用のものが展示してありますが、ヘルメットのような大きさのものから、手のひらに乗るようなコンパクトなものまで、それぞれに面白みがあります。見るだけでも、癒される気がするのは、私だけではないと思いますよ。
 
必要なものが一式揃ったキットなんかもネットで販売されていますし、「100均グッズでやってみよう。」というような情報もネットで溢れていました。今まで見ることがなく、知らなかったのですが、世間ではすでに楽しんでいる方がたくさんいるようです。改めてキットを買って、作ってみようと思っています。
 
お世話になったショップは、『Green Planet』です。手ぶらで体験できますので、興味のある方はぜひ試されてみては、いかがでしょうか。
 
最後に、帰り際包んでくださったスタッフの方に言われた「ケーキのようにお持ち帰りください。」という言葉が、とても印象的で、おかげで崩れることなく、持帰ることができました。

 

  
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