監査第二部門の弾です。10月後半に入っても最高気温が25℃以上の夏日が続く異常な毎日が終わり、11月に入りようやく涼しくなってきました。体調管理に気を付けて今年を乗り切りましょう。

さて「お金にまつわる今昔物語」2回目となります。今回のテーマは前回予告しました某テーマパーク、東京ディズニーリゾートについてお話していこうと思います。
 
1983年世界のディズニーリゾートの3番目として誕生した東京ディズニーランドは今年で開園41周年となりました。その歴史の中で、様々な施設が誕生し、なくなってしまったアトラクションなど、変化し続けるディズニーリゾート。今年もディズニーシーの新エリアがオープンしたり、スペースマウンテンの大規模リニューアルを予定していたりと、今も進化を続けています。その歴史の中からチケット(1デーパスポート)の歴史から昔と今の比較をしていこうと思います。
 
オープン当初はパークへ入園するだけの「入園券」とアトラクションで遊ぶための「アトラクション券」、入園とアトラクション乗り放題の「パスポート」、現在のひらかたパークと同じスタイルで、チケットが販売されていました。アトラクションチケットはAからEまで5種類あり、AよりもEのほうが高額な料金設定がされており、また高人気のアトラクションに利用できるように設定されていたようです。

チケット 内 容 価格(税込)
入園券 入園のみ 大人:2,500円
中人:2,100円
小人:1,500円
パスポート
入園+アトランション乗り放題
大人:3,900円
中人:3,600円
小人:2,800円
アトランション券
アトラクション券の単品販売
A券~E券:100円~400円


 

2001年ディズニーシー開園に伴い、入園券、アトラクション券は廃止され、現在のパスポート一本化に変わりました。廃止前の2000年時点でE券は400円から600円、パスポートは2、3年毎に100円から300円の値上がり、3,900円から5,500円と値上がりしました。
ディズニーシー開園後からも、1~3年毎に値上がりしていき、2020年には美女と野獣の新エリアオープンに伴って平日8,200円と休日8,700円で料金が変わるようになりました。

 
さらに2021年10月には4種の価格変動制が導入されました。土日と祝日、クリスマスと年末年始は最も高い価格設定、また、日曜日の価格設定が土曜日より抑えられており、平日だと水曜日と木曜日が最も安く設定されているようです。
 

2021年10月~
2020年12月~
名称
新料金(円)
現行料金(円)
大人
中人
小人
大人
中人
小人
1デーパスポート
7,900
6,600
4,700
8,200/8,700
6,900/7,300
4,900/5,200
8,400
7,000
5,000
8,900
7,400
5,300
9,400
7,800
5,600


 

そして2023年10月から6段階の価格変動制になり現在に至ります。

最も高い価格:土日祝日や夏休み年末年始、連休などの混雑期には10,900円

平均的な価格:平日や閑散期には7,900円から9,900円の範囲

最も安い価格:9月や平日の特定日には7,900円

 

2023年10月~
名称 大人 中人 小人
1デーパスポート
7,900 6,600 4,700
8,400 7,000 5,000
8,900 7,400 5,300
9,400 7,800
5,600
9,900 8,400
10,900 9,900


 

オープン当初3,900円だったパスポートが現在7,900~10,900円まで値上がりましたが、それが原因で来園者数が減っているかというとそうではありません。来園者データを見ましたが、オープン当初の1983年で約994万人から年々上昇していき、2018年には3,256万人になっています。そこからコロナの影響で大きく下がりましたが、2023年には2751万人まで戻っています。

 
値上がりはパークに変化が起こる時(アニバーサリーや新エリアオープン)や増税のタイミングで起きているようです。チケットの値段は上がりますが、その値段以上にディズニーリゾートが進化し、ゲストを楽しませてくれているので来園者数は大きく減らないのだと思います。他にも値上がりのメリットとして混雑を解消(平日と休日で料金を変えることでさらに期待)や、感染症予防対策が実施しやすくなりますし、キャストさんの負担が減り、サービスも向上すると思います。デメリットは気軽にディズニーに行けなくなることや、中で食べ物やお土産を満足に買えなくなることでしょうか。
 
昔は入園券とアトラクション券と分かれていたため、アトラクションよりもショーの鑑賞や食事、ショッピングなどを楽しみたい方にとっては、安く入れました。混雑具合も昔のほうが快適だったと思います。他にも、現在はスマホのアプリでレストランや一部アトラクションの予約や抽選をするなど、機械オンチな方にとっては優しくない仕様になっています。
 
ですが追加料金を払うことにより、特別なパスポートで並ぶことを最小限に抑えたり、ディズニーホテル等ランクの高いホテルに泊まることで少し早く入園できたりと、お金をかければ快適に楽しむこともできるようになりました。スマホのアプリも使いこなせればとても便利です。新しいエリアやアトラクション等昔に比べて段違いに多くなりました。
 
昔と今を比較してみましたが、今回のテーマでは昔のほうが良かったと思う方も多いのではないかと思います。私個人としましては人混みが苦手なこともあり、スマホも使いこなせないので昔のほうがよかった寄りです。最後に、次の値上がりのタイミングはディズニーシーの25周年がある2026年と予想します!それまでにもう一度家族とディズニー旅行に行くために貯金します!

  
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