二部門 梅本です。
今回は少しマニアックなお話になってしまいます・・・。

先日、人気のゲームソフト「ドラゴンクエスト10」の2012年発売を発表したスクウェア・エニックス・ホールディングスの株価下落がニュースになっていました。

ご存知のように「ドラクエ」は

 ○ 発売日が平日であるにもかかわらず小中学生を含む長蛇の冽ができた
 ○ 他の売れ残り商品との抱き合わせ商法(違法です!)が、横行した

といったような社会現象にもなった大人気のゲームです。

かくいう私にも、小学生の頃、発売直後の日曜日に兄と2人早朝から並びに出かけ、見知らぬ徹夜組のおじさんに笑顔で近づき、こっそり最前列に入れてもらった思い出があります。あまりゲームには興味無かった私ですが、この「ドラクエ」シリーズだけは1~8までプレイしました。
では今回、なぜ株価が下落したかというと、発表された新作の内容がシリーズ初の「オンラインゲーム」だったからという見方が多いようです。
従来通り1人でもプレイできますが、基本的にはインターネットでつながっているプレイヤーと一緒にゲームを進めていく遊び方です。

ちなみに、ソフト購入代金以外にもゲームを進めていくと課金されるシステムです。これによって金銭的制約が多い子供・時間的制約が多い社会人など、従来からのライトユーザにとってはハードルが高くなってしまいました。
時代に合わせて何でもオンライン化するのはいかがなものなのかと・・・。
そういった反応が株価の下落という形に表れたんでしょう。

「ドラクエ」がオンラインゲーム!?私も強い違和感を覚えました。
例えるなら、原辰徳が阪神の監督になるくらいの違和感?です。

企業にとっては、売上=単価×数ですから、ソフト購入者が少なくなっても、課金システムで客単価を上げれば、問題なしという認識かもしれません。でも、もしそうなら「ドラクエ」という名前を使って欲しくなかったです。原点回帰や、あえて変えない勇気なんかも必要なんじゃないかな~って勝手ながら思います。
そう考えると企業側がブランドイメージを保持するのっていうのも本当に大変ですよね。
もちろん発売されてみなければ、評価はでませんし、大ヒットするかもしれません。

でも私的には、数年後には子供と一緒に遊べる「ドラクエ」に戻っていてくれたらいいなぁ・・、と思う今日この頃です。

  
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