先日、所属するフルコンタクト空手団体主催の全日本ジュニアの大会で、スタッフとしてお手伝いしてきました。

子供たちに夏休みの思い出になるようにとの配慮もあり、毎年夏休みに行われます。
恥ずかしながら今年初めて知りました(^_^;)

流派を問わないオープントーナメントで、幼年から高校生まで総勢1045名、優勝すれば「全日本チャンピオン」というビッグイベントです。

外は35度以上の暑い日だったのですが、試合はもっと熱いものでした。

 

担当になったのは、小学6年生から中学1年生のクラス。

といっても軽量級から重量級、また初級から上級、と4グループ100名ほどになります。

スタッフはグループごとに選手を集め、紅白に分けて試合場に送り出す班と、試合のタイマーを計測し、終了時に「おじゃみ」を試合場に投げ入れ審判に知らせる、そして勝者を記録する班に分かれます。

今回、私はタイマー補助と記録補助、そして「おじゃみ係」でした。過去に何度かこの大会のお手伝いをさせてもらっていますが、こちらの班は初めてだったので緊張しました。

特に「おじゃみ」を投げ入れる場所や距離感などなど。
主審の視界に入らないといけないだろうとか、でも試合をしている足元は危ないだろうとか、いろいろ考えながらの第1投は思いっきりショート(>_<)
幸いにも主審の他に副審が2名いらして、見ていてくれるものなんですが。
過去に見ている時には簡単そうに見えたのに、やってみると難しいものです。

ちなみに「おじゃみ」ってお手玉のことです。
 

さて試合の方はというと・・・小学6年生ならパワーではおっちゃんの方がまだ上だと思いますが、あのスピードにはとてもついていけません(@_@;)

そして中学生にもなると、スピードがある上に技のキレも半端ないです。きっと幼い頃から続けているからこそですね。

確かに、うちの支部でジュニアの普段の稽古見ていると、とてもついていけません。まして試合前の稽古なんて、相当きついと思います。

それでも歯をくいしばり乗り越えて、この日を迎えていることでしょう。それだけに1回戦から熱い戦いを見せてくれました。感動する試合もありました。

がむしゃらに突き進む選手、相手に合わせた動きをする選手、相手の反則にキレちゃう選手、決勝戦を控え緊張のあまり体調を崩す選手などなどいろいろでしたが、それでもやっぱり勝つとうれしいし、負けると悔しい。

――その辺は子供らしい一面ですね。

 

応援のご父兄や、指導されている先生方もさまざまで、それも見ていて面白いものでした。

選手本人より熱くなって、攻撃の指示を出しているご父兄がいらっしゃったりもします。“そう簡単に言うけど、実際お母さん出来ますか?”と内心思ってみたりも・・・

応援してもらっている声って案外本人には聞こえているものですし、すごい励みになるのも確かですけどね。それだけにお母さんやお父さんの声やいつもお世話になっている指導者の声または道場の仲間の声は、何にもましてパワーを与えてくれたことでしょう。

 

 各クラスの決勝戦は、どれもハイレベルの試合。同じ支部や流派のみんなの応援を受け、最後に勝ちあがった選手が全日本チャンピオンです。

クラスによっては、何試合もこなしてダメージのある中で、勝ち上がった選手もいたでしょうし、流派の看板を背負った選手もいたでしょう。また、意地と意地のぶつかり合いのような試合もありました。

それでも優勝した選手はほんとにすごいと思います。そんな瞬間に立ち会えてうれしかったし、そういう感動を味わえて幸せでした。

私にとって暑い、熱い夏の思い出となりました。

監査0部門、株式会社 ファクトリー:永野

  
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