2012.10.2

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今年の残暑は本当に厳しかったですね。9月の後半でも30度超えって!!
そんな夏でしたが、7月に神戸芸術工科大学で毎年あるカルチャー講座のガラスコースを受講してきました。

 参加者13名、なぜか全員女性。(笑)
講師は山崎まどか先生、松尾一朝先生、監修は友定聖雄先生。
全7回の講座で、ガラスのカットの練習から始まり フュージョン・ステンドグラス・吹きガラス、と3種類の技法を、各分野で賞を取っていらっしゃる先生方に丁寧に指導していただきました。

← ちなみにこれはフュージョン技法によるフォトフレーム

 
一番大変だったのはホットワークの吹きガラス!!
水分補給の飲み物とタオルは必携で、安全のため動きやすい靴や服装で臨みました。
服の素材は綿限定。(化学繊維は溶けると肌に付着するので万全で挑戦です。)

 
まずは1300度の真っ赤に溶けたガラスの炉の前に立ちます。
さすがに炉の前は半端でなく、めちゃくちゃ暑いです。
軍手をはめ、ステンレスの棒(中は空洞)でドロドロのガラスをひとすくい。

ここからは常にクルクルと棒を回しながら形を整えていきます。
常に回していないと、すぐにダレてしまうのです。

 模様をつけるため、耐熱台の上で選んだ色のサンドガラスを表面につけ、また真っ赤な炉の中へ。転がしてなるべく均等の太さにし、大きいピンセットを底に突き刺しながらグルグルと棒をねじると渦巻き模様が入ります。

 

続いて膨らませる作業。しっかり息を吹いて電球のように膨らませていきます。最初は結構腹筋がいります。もちろん棒は常にまわして、まわして、まわして。
最初は吹く力が足りず、ガラスが冷えて膨らまなくなりもう一度炉の中へ、ということも。
何とか膨らんだところで、お水の入った缶に浸けます。気泡を入れるために、ほんの、ほんの、一瞬だけ。

 

ここまできたら、次は整形です。椅子に座り、手の上に濡れた新聞紙を乗せ、なんと棒についたままの柔らかいガラスを乗せます。写真のようにまだ真っ赤ですからね。もうドキドキでヒヤヒヤです。でも意外にもあまり熱くありませんでした。

 

形が調整できたら、今度はやさしく吹いて大きくします。続いて高さの調整。回しながら棒の中心を持って振り子のように左右に振ると、ガラスが伸びて高さが調整できます。忙しいです。

 

また椅子に座ってそして大きなピンセット(ジャックというそうです)で「くくり」を作ります。これは最後に切り離す部分。それができたら次に底をつくるため木のしゃもじのようなもので平らにします。

 

さて、最後は口の部分。またジャックを使って反対側のガラスの口を自分の好みの大きさに何度か調整しながら広げていきます。これでグラスが完成。専用冷却庫にて保管。

 

見学のときは余裕でしたが、いざ自分の番になるとアタフタ。もう無我夢中で終了。各ポイントでは先生は手伝ってはくれません。必ず自分で。当然ですが結構厳しかったです。

でも、自分で作ったグラスで冷えたビールやジュースを飲むの格別です。
ちょうど飲み口の角度もいい感じで仕上がりました。
(ここは先生にも褒めてもらってちょっとニンマリ)。
とにかく汗びっしょりで終了。

 

吹きガラスは難しいですがその分ほんとに楽しい!! またもう一度挑戦したいです。
他の方もそうだったのか、皆さん最終日に来年のガラス講座に参加表明してました。暑くても関係なさそうですね(笑)

 

お世話になった先生方はこちら。

山崎まどか先生  http://ateliermado.web.fc2.com/

松尾一朝 先生  http://www.kobe-du.ac.jp/faculty_member/matsuo-i/

友定聖雄 先生  http://www.artlinks.co.jp/tomas-glass/

丁寧なご指導、ありがとうございました。

 

総務課 やこ

 

最後にガラスは光とセット!!光が入るとほんとに美しいです。
              ステンドグラス技法で作ったキャンドル立て →

  
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