2012.11.6

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《 10月13日 芸術の秋 マウリッツハイス美術館展へ 》 

 
17世紀オランダフランドル絵画を代表するフェルメール、レンブラント、またバロック画家ルーベンス他、巨匠達の作品が見られるという事で、神戸市立博物館へ行って参りました。
 
この美術展の目玉はフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」。
よって開館時刻と同時に到着したにもかかわらず既に行列が!
 
 暫く待ってようやく展示室へ。
順路を辿って少し進むとルーベンス作の「聖母被昇天」がでてきます。
 同時に頭の中では「ランランラ~ン♪ランランラ~ン♪」と日本中を涙で包んだあの名作「フランダースの犬」のオープニングテーマが。この絵はタイトルの通り聖母が天使に囲まれて昇天していく様子が描かれているもので、少年ネロが愛犬パトラッシュと最期をむかえるベルギーアントワープ聖母大聖堂の正面奥主祭壇に掲げられている絵の下絵との事。ネロはこの聖母を母と思い画家を目指すきっかけになったのだとか。とてもやさしい絵で心が洗われます。

 
そしていよいよ「真珠の耳飾りの少女」が展示されている部屋へ。作品の前に人が殺到するのを避けるためなのか、この作品のみを展示。また並んで鑑賞するようにロープがはられていて「え?!」と思っているところに、係員から「立ち止まらずお進みください」とのアナウンス。
 

 「いやいやパンダを見にきてるんじゃないんだから」
もう失笑するしかない…。

それでも
 「これが・・・!」
と本物を目の前にするとあの少女の目に引き込まれてしまいそうになります。“フェルメールブルー”も一瞬でしたがしっかり見てきました。
 
いつも思う事は世界の有名な美術館・有名画家の美術展が開催されると、もの凄い人で(私もその一人なのですが)作品の前はいつも大混雑で、ゆっくり鑑賞する事ができない。少し離れた所でとか角度を変えてなんてもってのほかで、作品から離れてしまうと人の垣根で作品が見れない。
 
 やはり本場でゆっくり時間をかけて鑑賞するのが理想だなぁと思いながら、48作品をかぶりつきで鑑賞してきたのでした。
 
 
 
《 10月20日 行楽の秋 京都町屋めぐりへ 》
 
 年一回の友人との恒例行事になっている“京都に行こう”。
今回のテーマは、温故知新で町家めぐり。
 前日に買ったガイド本とスマホ頼りの「まぁなんとかなるでしょう」旅。
 
 二条城付近に町家の雑貨店が多いという情報で、まずは地下鉄烏丸線今出川駅へ。大宮通りを目指し30分ほど歩いた所で最初の町家を発見。
着物の絵付師のご主人が出て来られ、家の中を見せて頂きました。
 
立派な梁に歴史を感じます。そして「庭に縁起の良い松があるから触って行きなさい」と言われお庭へ。下から眺めると、龍が昇っていくような姿をした立派な松が立っており、10年間子供の出来なかった夫婦がこの松を触ったら子供に恵まれたという事で「じゃ早速私も」と願って来ました。

 
次に見つけた町屋は、築100年以上経つ骨董品や着物生地を売っている色々屋さん。
そこで明治初期に撮影された写真を発見。「この時代に写真館で写真なんてきっと裕福だったんだね」と友人と物色していると、「2枚で100円にしておくけどどう?」「…。」誰とも知らない方の写真はやはり…。という事で丁重にお断りしました。
 
このあと竹屋町通、二条通、といろんな通りを歩いたのですが、お目当ての雑貨屋、カフェには行き当たらず・・・結局、河原町に戻り、目当ての物を購入し京都を後にしたのでした。
 
ちなみに、この日は二条城のお城まつりのオープニングイベントがあったのですが、「我らの今日の目的は町家散策」と見向きもせず通り過ぎたのでした。

 
二部門 : 中 澤

  
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