ファクトリーの安藤です。
鳥取県にある三徳山の断崖絶壁にあるお堂「投入堂(なげいれどう)」。

断崖絶壁の山にお堂が建っていること自体、不思議で信じられず、一度この目で見てみたくて、去年、ついに登ってきました。

 
「投入堂」のいわれですが、HPによると・・・。

 
役行者の投げた蓮の花びらの1枚が、神仏にゆかりのあるところに舞い落ちました。その場所の一つが三徳山です。役行者が三徳山を訪れた時、山のふもとでお堂をつくりました。役行者は法力でお堂を手のひらに乗るほどに小さくし、大きな掛け声と共に断崖絶壁にある岩窟に投げ入れました。このことから「投入堂」と呼ばれるようになったそうです。


さて、入山するにあたり「登山事務所」で届け出をします。入山心得として・・・

 ・入山届を提出すること

 ・2人以上で入山すること。
 (1人での入山は禁止されています)

 ・靴の確認を受けてから入山すること

 ・立入り禁止区域には、入らないこと

 ・荒天時は、入山を禁止する

というのが掲げられていました。

 
私は、上記にある靴のチェックのとき、靴底が滑りやすそうな溝の浅いものだったので、「この靴はダメ」と言われ、わらじを買って入山しました。

 

三徳山登山は、「登山事務所」に始まり、「宿入橋」→「カズラ坂」→「クサリ坂」→「文殊堂」→「地蔵堂」→「鐘楼堂」→「投入堂」で到着です。

その中でも私が印象的だったのは、「カズラ坂」「クサリ坂」「鐘楼堂(しょうろうどう)」でした。

 

 まずは「カズラ坂」。

写真のように、木の根で覆われた坂です。縦横無尽に覆っているため、手を使い足を使い、木の根っこをつかみながら、道なき道を一人ずつ登ります。慣れない登山でなかなか思うように登れないのもあり、腕や足が2.3日筋肉痛になりました。

 

続いての「クサリ坂」。

その名の通りクサリ一本で急斜面を登る坂です。文殊堂の手前にある大きな岩を、クサリをつかんで慎重に登ります。そんなに長い坂でもなく、さして高所恐怖症でもないのですが、急斜面のため、岩を這うように、あまり下を見ないで登りきりました。

 


最後に鐘楼堂(しょうろうどう)。

ここが一番印象に残っています。

この鐘は3尺5寸(約1.15m)、重さは800貫(約3t)もあり、ここまでどうやって運んできたのか未だに不明のようです。一人ひとつき鐘をつくことができます。不安定な足場でしたが達成感がありました。

これらの難所をクリアし、約1時間半かけ登りきり、ようやく「投入堂」に到着です。

ここの標高は500m程だそうです。本当に見事な断崖絶壁に「投入堂」が建っていました。投入堂の中に入ることはできませんでしたが、近くから眺めることができて、本当に感動的でした。

 
毎年、定期的に登られる方もいるそうですが、私は、もう一度登ってみたいかと聞かれれば、即答する自信はありません・・・。折を見てまたチャレンジしてみようと思います。

(文中の写真は、一部、三朝温泉観光協会のHPからお借りしました)

  
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