0課の山本です。

先日、久しぶりに会った友人から面白い話を聞きました。

「オルゴールセラピーって知ってる？」

 

それは、オルゴールの音色で身体の不調が改善するというものでした。

友人は実際に体験して少し効果があったというのです。

 

そのときは「へー！いろんなセラピーがあるのね～！」ぐらいの感想でしたが、「人間には聞こえない

オルゴールの可聴域外の音が 脳の中枢に作用する」という その話は、妙に心に残りました。

ネットで検索してみましたら、それはすぐに見つかりました。
 

オルゴールで心身の異常を戻すと聞いて、にわかに信じられる方はまずいないでしょう。

 
日本オルゴール療法研究所のホームページ、オルゴール療法の説明には最初にこう書かれています。
 

『オルゴール療法』は心身の根本、すなわち脳を正常にすることで恒常性を取り戻し症状を改善していこうというものです。オルゴールの生の響きにある低周波３.７５ヘルツから高周波２０万ヘルツが脳の生命中枢である脳幹と、視床下部の血流を回復して心身の恒常性を取り戻す根幹療法です。

脳幹・視床下部は心臓と肺をコントロールし、神経、臓器、代謝、体温調整などを司る脳の生命中枢です。自然治癒力の機能を改善して、病気を根本から改善し病気に掛からない予防医療として期待されます。

（日本オルゴール療法研究所ＨＰより抜粋）

 
単なるリラクゼーションではなく、人間の耳に聞こえている可聴域を超える高周波が脳の血流を回復する

というというのです。
 

昔から病院の待合室に座っているだけで回復するという単純な私に効かないわけがない。

むくむくと好奇心がふくらんで、私も体験会に参加してきました。

 

案内された部屋のテーブルの上には一人一台の美しいオルゴールが置かれています。

この７２弁のスイスオルゴールは治療用に作られた特別なオルゴール

だそうです。その美しい光沢の箱は、長方形で大きさも想像していた

より大きいものでした。オルゴールというより宝石箱。オルゴールの

音色を聴くだけでなく、胸に抱いてその振動を感じたりしたあと、

オルゴールセラピーについての説明を受けます。

 

その後、いよいよオルゴール療法の体験です。

オルゴールの響きを身体全体に届けるように設計されたセラピー用ベッドに横になって、さまざまなオル

ゴールの音色を聴きます。体験できる時間も長く、あまりの心地よさに眠ってしまう人も多いそうです。

 

一緒に体験した友人は、今まで聞いたこともないほどの澄んだ音色に感動して聞き入っているうちに

いろいろな感情が溢れだして涙が止まらなくなったとのこと。

私はそこまで耳がよくないせいか、音色に感動するわけでもなくぼんやりとオルゴールの振動を感じて

いたのですが、そのうちに肩が痛くてたまらなくなってきました。

 

いろいろと不調の出はじめるお年頃、ご多分に漏れず私も肩の痛みで整体に通っていたりするのですが、

それでも寝ているだけで痛むほど悪いわけではありません。

寝ながら腕を上げたり下げたりして痛みを逃がそうとするのですが、痛みはひどくなるばかり。

おかしいなぁ、絶対に私には効くはずなのに(笑)

 

最後に体験会の感想をお話する場でそのことを告げると、血流がよくなったり緊張が解けたりしたせいで

一時的に症状が悪くなったように感じる人もあるけれど、療法を続けていくうちに改善が見られるとの

ご説明でした。力が抜けて肩の関節が引っ張られたための痛みだったのでしょうか。

一度ぐらいでは劇的に肩が改善したわけではありませんが、背中がいつもより軽い気がします。

 

「オルゴールで心身の異常を戻す」

友人は「心」私の場合は「身」に効いたということでしょうか。

ちなみに友人は単純な私とは違って、かなり疑り深い性質の人です(笑)

 

オルゴールの音色はＣＤでは効果はないそうです。

生の音の響きや振動によりはじめて効果が現れるのでしょう。

効果を得るためにはせめて3回は体験してもらいたいとのことで、体験会を終えた人のためのグループ

セラピーのチケットをいただきました。

私の肩に現れた症状が改善の兆しであるのかどうか、確かめてみたいと思っています。
 

* 文中の写真は「日本オルゴール療法研究所」のＨＰよりお借りしました。