今年も早いもので、もう年の瀬が近づいてきています。
来年はすぐそこ。年賀状の進捗状況はいかがですか?
さて、皆様は宛先の敬称に困った経験はありませんか。
個人への「様」はまだしも、連名、先生、団体。悩みますね……。
E-mailや手紙など、送り先の宛名を書く際には、「敬称」を使用します。
今回は、年賀状によく使われる敬称に絞って紹介していきます。
まずは「様」
一番良く使う敬称だと思います。
年賀状では、個人や連名に対しては、この敬称を使用すれば、まず間違いないでしょう。
この敬称のNG使用例は…
×「役職名」+「様」
役職名にも敬称が含まれています。
敬称が二重になっていますので、使用するなら「課長 ○○様」
役職と名前を分けましょう。
×「連名に 敬称がひとつだけ」
連名の場合には、それぞれに敬称をつけましょう。
余談ですが、目上の方に「様」と似たような「殿」は避けましょう。
目下の人に使う敬称となっています。
次に「先生」
先生という宛名は、教師・講師・医師・弁護士・会計士・税理士・議員・作家…などなど、
一般的に「先生」と呼ばれる職業の方に対して使用される敬称です。
NGな使用例は、
×「先生」+「様」
こちらも二重にならないよう、
どちらかの敬称を選びましょう。
→「○○先生」もしくは、「○○様」
企業や団体に向けて出す場合は「御中」
組織の誰宛てにすればいいのか分からない場合、もしくは、その組織の人であれば、誰が見ても
問題ない場合には、この敬称を使います。
NGな使用例は、
企業や団体に所属する個人に出したい場合
このような場合は、会社名や部署に「御中」をつけず、
「様」のみ使用します。
その会社の方すべてに伝えたい!
でも、人数が多くて書ききれない……。
そんな場合には、「御一同様」をお使いください。
もう12月。年賀状の敬称、基本はこれでばっちりではないでしょうか。
お世話になった方へ、旧年中の感謝を込めて。
「新年もお願いします」という気持ちを込めて。
お互いに気持ちよくなれる年賀状、書いてみませんか?