監査業務第0課の近藤です。

突然起こる可能性に備えて、お通夜・告別式のマナーをお届けします。今回は服装について。
一番多いであろう、仏式について書いていきます。

 

お通夜の服装マナー。こちらは、ご存知の方が多いと思います。
「取り急ぎ駆けつける」ものであるため、必ずしも喪服である必要はありません。
喪の色を表す黒色で、華美でない服装を身に着けましょう。
もしくは男女とも、暗い色のスーツを着用するといいようです。学生は、制服を身に着けます。
女性は化粧が求められますが控えめにし、学生であればノーメイクでも構いません。

 

お通夜の服装として気をつける点は、

・肌を見せる格好をしないこと
・化粧や髪型を華美にしないこと
・光沢のある小物を身に着けないこと
・アクセサリーは結婚指輪以外身に着けないこと
(真珠は身に着けることができますが、「重なる」を避けるため、二連は避けましょう。)
・コートを着る際は、「殺生」への連想を避けるため、毛皮はやめること
・同様の理由で、できれば鞄も革は避けること
・ネクタイピンをつけないこと
・香が焚かれる場であるため、香水を付けないこと
・黒タイツ・肌色ストッキングではなく、黒色ストッキングを着用すること(30デニール以下がストッキングとなります)
・数珠を持参すること

 

アクセサリーの中で真珠だけは許される理由は「涙」を連想させるものだからだそうです。
お通夜がいつあるかによって、服装に差が出ますので、TPOを考えましょう。
例えば、亡くなった直後の喪服は「準備していた」ようで失礼にあたりますし、
亡くなってから日数がある場合は、喪服を着用することが一般的です。
参列の際は、数珠やふくさなどの小物も忘れないようにしましょう。

 

お通夜の服装のポイントとしては、

・困ったら地味めなスーツ(学生は制服)
・光るものを使わない
・生き物由来のものを使わない
・とにかく地味に、黒を使用

というところでしょうか。

 

お葬式の服装も、お通夜の服装と同様の考え方です。
ですが、お通夜とは違い、ただ黒いだけの服ではなく、喪服を着用します。

 

男性は、普段使いのスーツではなく、ブラックフォーマルのスーツを使用しましょう。
黒いスーツでも、黒の深さでブラックフォーマルとの違いがわかるそうです。
ワイシャツは白、ネクタイ・靴下・靴は黒を着用します。

 

女性は、黒のワンピースかスーツで、膝が隠れる丈のものにしましょう。
パンツスーツは完全にNGというわけではないですが、スカートの方が一般的なようです。

 

このご時世、和装の喪服は喪主と近親者のみになってきています。
会葬者として参る場合は、洋装にするのが無難でしょう。
地域によっても違いが大きいようなので、先に確認できることがあれば、確認してから準備するようにすると、スムーズかもしれません。

 

喪服が家にない!!という方も、今は喪服のレンタルがありますので、利用するのも手でしょう。
何があっても焦らずに対処できるよう、男性は、職場や家に黒いネクタイを、女性は黒いストッキングを準備しておくと、いざという時に慌てなくて済みそうです。
何も起こらないにこしたことはないのですが……。

 

以上、お通夜・お葬式のマナー、服装篇でした。
次回以降に続きます!

  
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