いよいよ、成果 =「質」×「量」+「S」も核心に迫ってまいりました。今回はこの計算式の付け足しのような「S」について考えてみたいと思います。
 
この 計算式の「質」×「量」。結果を求める内容に関しては、全てこれで説明できるようになっています。売上という成果は、いくらの単価の物をいくつ販売したのか?売上が目標に到達していない原因は、「販売単価」なのか?資格の取得にしても、何かの練習にしても、どれぐらいの「勉強方法」で「何時間」勉強したのか?どんな「練習方法」で「何時間」練習したのか?という具合で、その「〇〇」の高さによって、その成果は変化します。
 
しかし 今回の話は、その「質」と「量」の掛け算から出てくる成果が、ある分岐点を超えた瞬間に「S」(勝手にspecialという事でSにしました)という別世界が足され、成果が全く変化するポイントがあるという法則です。
 
企業の成果に関しては、便宜上、処理上、法律上等々で、日単位、月単位、年単位で区切り、その期間の成果を比較したりするので、累計し続けるという計算はあまりしません。ただ、その便宜的に区切られた成果も「質」×「量」のある限界があり、その限界を超える何らかの変化するポイントが出た瞬間から「S」が追加され、今までと違った世界に入り急に次のポイントを目指せる。分かりやすく言うと、よく店舗でもらえるポイントカードのような、〇〇ポイントまでいくと〇〇をプレゼント、次の累計ポイントまでいくと、より大きなプレゼントがもらえる!みたいな「S」があります。
 
つまり、ポイントが累積していくボリュームによって、プレゼントされる おまけ が大きくなり、それが期限内であればもっとスペシャルな おまけ が付いてくるというものです。最初に受け取る おまけ より、次の累計ポイントでもらえる”おまけ”の方が大きくなり、また次はより大きな”おまけ”つまり「S」が付加され、合計の成果はより大きなものとなり、その先にある飛び切り大きな”おまけ”「S」があるようです。
 
それは ”10,000時間の法則”
 
自分がそのスペシャリストに生まれ変わるために必要とされる時間数は10,000時間。その時間をコツコツと積み上げる事が出来ると、一流とか世界に通用するというレベルの「S」に変化するとされる基準値です。この10,000時間という「量」は個人差があるのでしょうが、やはり単純に計算して、10年で10,000時間と考えても1年で1,000時間、1か月で約85時間。何となく出来そうな。しかし傾向的には99%が脱落するという「量」らしいですね。まあ、毎月85時間を120か月し続けるわけですから、それだけの熱意も必要で、それが出来続けるという環境も運も必要となります。
 
目標とする成果を得るためには、まずは準備し、やり始めるところからですが、やはり「質」を高める努力をしながら、徹底的に「量」を増やす。それにあきらめずやり続ける事により、やがて神様から大きなプレゼントの「S」が頂けるということでしょうか。
 
まあ、何でもそうですが、やっている「量」が少ないのに、”成果が出ない~!!?”なんて。”やってないからやん!!”と切り返したくなりますが、蝶の卵が翌日急に蝶々になって飛び回るっていう事はありえません。とにかくやりたい事であれば、コツコツ徹底的に「+の質」×「量」を積み上げていきましょう。

やこやこ

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