オペレーション部門の安野です。

前回につづき、お葬式でのマナーについてです。
お葬式に参列すると、必ずしなくてはいけないのがお焼香です。
お焼香には、邪気を祓い、死者を弔う気持ちが込められています。

 

しかし、「お焼香」とひとくくりに言っても、作法は宗派によってさまざまです。
抹香を香炉にくべる回数が違ったり、抹香を額におしいだかなかったりします。また、お焼香には3パターンあり、立って行う「立礼」、座って行う「座礼」、香炉を回す「回し焼香」があります。

今回は、一般的な抹香の作法の立礼の場合の仕方について説明したいと思います。

 

まず、お焼香の順番が回ってきたら席を立ち、遺族と僧侶に一礼します。
ご霊前の前に置いてある焼香台の手前まで進み、遺影に一礼します。

数珠を左手にもち、右手の三本指(親指、人差し指、中指)で抹香をつまみます。
抹香をつまんだ右手を額におしいだき、抹香を香炉にくべます。
この所作を3回繰り返します。

終わったら合掌し、遺族と僧侶に一礼して席に戻ります。

 

流れだけを見ると簡単そうですが、いざその場に行くと、その場の雰囲気にのまれ緊張することがあります。緊張するだけならいいのですが、作法がすっかり飛んでしまうなんてこともあるかもしれません。
そのようなことがないようにしておきましょう。

 

また、お焼香は「故人の宗派にあわせるほうがいい」という考え方と、「ご自身の宗派でいい」という考え方があります。どちらも間違いではないのですが、ご遺族の作法をまねるようにしてもいいのではないでしょうか。

 

私も数えるほどしかしたことがなく、いつも前の人がやっているのを見よう見まねでやっていました。いつまでもそんな訳にはいかないので、一番最初にやることになっても大丈夫なようにしておきたいものです。

 

一番大切なのは、故人の冥福を祈る気持ちです。
所作にとらわれて大切な時間を焦って過ごすより、気持ちよくお送りだしてさしあげてください。

  
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