監査業務一部門の清岡です。
 

【質問です!】
「自社の会計は、どれを採用していますか?」

 

 ほとんどの方は、考えた事もないと思われます。
それが普通です。

「そもそも会計って、一つじゃ無いの??」
と思いませんか!

 

「会社ごとに、そんなにバラバラな会計で良いのでしょうか。」

 

【結 論】
「大丈夫なのです。」

それぞれの会計を、それぞれの目的に合わせて活用することに意味があるのです。
活用する人の立場が変わると、必要な情報も変わってきます。

ゆえに会社によれば、全ての会計を作成している場合もあります。
必要に応じて会計を使い分けることが大切になります。

 

ただ中小企業の場合の会計は、税金の計算をすることを重要視する節があります。
そのため、一般的には税務会計に寄せた決算書が多くみられます。

理由は、どのみち税務申告が必要であれば、税金の計算が行いやすいように会計を作成する方が、手間が省けるからです。

 

簡単に、それぞれの会計の概略を記載しておきます。

 

【税務会計】

会社が課税所得(課税されるべき所得)を計算するための会計です。(法人税法等)
財務会計と税務会計では目的が異なるため、収益(売上)や費用(経費)などを計算する考え方に違いがあります。そのため、財務会計上の記載内容と税務会計上の記載内容は必ずしも一致しないことになります。

 

【財務会計】

自社の経営状況(財務状態)を、外部の利害関係者(投資家、株主、債権者(銀行)等)へ報告するための会計です。

 

【管理会計】

自社が今後の経営戦略を策定したりするために、企業内部で閲覧・分析するための会計です。(経営分析や予算管理等の分析が可能となります)

 
詳しい内容は、また次回に。
自社に必要な会計がされているか、また必要な会計はないか今一度見直してみて下さい。

  
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