32122188.jpgお馬鹿映画と一言で言っても、ピンキリである。ハリウッドが巨額の資本を注ぎ込んで製作する超A級作品もあれば、予算なし、俳優は無名、ストーリーはグダグダなZ級作品まで。この本で取り上げられているのは、お馬鹿映画の中でも、かろうじて端にかかっているか否かの瀬戸際を行く、C~Z級のトンデモ作品ばかり。しかも、配給元の素晴らしい宣伝力によって、タイトルやパッケージは大ヒット作そっくりにつくられ、オリジナルと見紛うばかりの装いで市場に流通している。

例えば、トム・ハンクスは出てませんが、「ダ・ヴィンチトレジャー」「ダ・ヴィンチプロジェクト」「レオナルド・ダ・ヴィンチ・コード」という作品が存在する。これらの作品のパッケージは、本家と同じく、すべてモナ・リザの絵が使用されている。レンタル店の棚に並んでいたら、間違って借りてしまうかも知れません。そして、「ダ・ヴィンチ・ウォー」なんて作品もあります。Warって、戦争ですか!! 謎解きしてる場合じゃないですよ。ライアンを捜せ、トム・ハンクス!!

「ダ・ヴィンチコード」はほんの一例。その他「エイリアンVSエイリアン」(内部抗争勃発!?)とか、「トランスモーファー」(モーファーって何?)とか、「ターミネーターV」「ターミネーターX」「ターミネーター2018」(サイボーグだったら何でもターミネーターか? 「…2018」なんか、犬のサイボーグだし)とか。

こんな映画ばかりが、100本ほど紹介されているのですが、どれもこれも、わざわざ時間を割いてまで観ようとは思わせない内容。でも笑えるタイトル、笑える内容に何故か惹かれてしまう。しかも、発売されているDVDは、本家DVDよりも2千円も3千円も高い。メジャー作品の影で、堂々とその存在感をアピールしている。その精神が素晴らしい。

最終章では、マニアックカルチャー系のDVDが紹介されている。女の子が子守唄を歌う、眠れぬ夜のためのBGV「あなたのための子守唄」、ダムの放流シーンばかりを集めた、その名もズバリ「ザ・ダム」「ザ・ダム 放流」、工場萌えにはたまらない、インダストリアルな風景ばかりを集めた「工場幻想曲」、歴史上の人物のお墓参りばかりする「墓萌え」とか。「工場」とか「団地」のDVDは店頭にならんでいるのを見た事があるし、TV番組などでも紹介されているのを見たことがあるが、とうとうお墓まで行ってしまいましたか。「子守唄から墓場まで」マニアの世界は至れり尽くせりです。

お馬鹿映画担当:史也 

  
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