2022.12.12

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監査三部門の西内です。
コロナの第8波がやってくるそうです。一体何波まであるのでしょうか。
毎年冬にしか流行しないインフルエンザって良心的なのではと思います。
かく言う私もこの夏にコロナにかかってしまい、色んなところに迷惑をかけてしまいました。コロナの話題は飽き飽きしてると思いますのでコロナから連想して、今回は誤植についての記事を書きたいと思います。

 

誤植(ごしょく)とは文字や数字、記号の誤りのことをいいますが、なぜコロナから連想して誤植なんだとお思いの方もいるかと思います。
その理由はコロナ禍の【禍】の部分を【渦】と書いてしまう、コロナ渦(ころなうず)という誤植をいまだに見かけるからです。

見間違いなのか、禍の読み方がわからず、よく似た渦を書いてしまったのか、理由は人それぞれですがGoogleでコロナ渦と検索すると600万件もヒットします。
またニュースに絞って検索すると本業であるはずの一般紙の記事ですら、コロナ渦となっている記事がヒットします。仰々しい見出しが【コロナ渦】となっていると笑ってしまいそうになります。

誤植の歴史は古く、活版印刷が始まったころから人々の頭痛の種となっているようです。
誤植のエピソードは調べると色々あるのですが、私のお気に入りいくつか紹介します。

 

【野菜非課税事件】

米国議会で「果樹」を意味する「fruit-plants」の「-」を「,」と事務官が誤り、非課税の対象が「果樹」だけのはずが「果物、野菜」の意味となり、次の議会まで税収の減収になりました。
誤植した事務官は生きた心地がしなかったかもしれません。

 

【馬鹿者聖書】

1763年の欽定訳聖書は、詩編の”the fool hath said in his heart there is no God”(愚かな者は心のうちに神はないと言う)という一節を、no を落として”there is a God”(神はある)と誤植し、キリスト教徒で信仰の厚い者こそが馬鹿で悪である、という趣旨になった。
印刷者には高額の罰金が科され、問題の聖書は回収されました。
聖書の誤植は内容が固いので笑えるものが多いです。
誤植した側は笑えませんが。

 

【姦淫聖書事件】

1631年に発行された聖書の中の【モーセの十戒】の一説”Thou shalt not commit adultery” (汝姦淫するなかれ)から、否定のnotが抜け落ちて「汝姦淫すべし」となってしまった。
印刷業者は多額の罰金を科され、払いきれず獄死し、聖書は回収されたそうですが、現在でも11部が残っているそうです。

 

私自身、仕事柄誤植には気をつけないといけません。
罰金を受けないようにしっかり確認をしていきたいと思います。

 

 

  
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