監査業務担当の金森です。
新年のイベントが世界各地で行われましたが、オーストリアでは毎年1月1日にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートが開かれ、日本でもNHKで放送されているので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。私も新年らしさを感じることが出来、とても楽しみにしています。
 
ウィーン・フィルによるニューイヤーコンサートの歴史はとても古く、1939年12月31日にオーストリアの指揮者クレメンス・クラウスが、ウィーン楽友協会大ホールでヨハン・シュトラウスの演奏を指揮したことに始まります。正式にニューイヤーコンサートと呼ばれるようになったのは1946年からだそうで、1954年までのほとんどの指揮は、クレメンス・クラウスによって行われていました。
 
また1987年からは、ウィーン・フィルの楽団員が選んだ指揮者が毎年交代で指揮することになりました。2002年には日本人の小澤征爾が選ばれています。もう20年以上も前になるのですね。
 
演奏される曲目は毎回少しずつ違っても、ウィーンの作曲家たちによるワルツ、ポルカ、マーチが演奏されます。会場となるウィーン楽友協会は世界三大コンサートホールの一つで、美しいギリシャ建築の様式や観客席の熱気がTVでも伝わるようです。
 
ニューイヤーコンサートで必ず演奏されるアンコール曲が、「美しく青きドナウ」と「ラデッキー行進曲」です。アンコール曲が決まっているってすごいことだと思います。「美しき青きドナウ」が第二の国歌といわれていることもあるのでしょうか。
 
そしてもう一つのお約束、「美しき青きドナウ」の演奏を一度中断して、指揮者とウィーン・フィルから新年の挨拶があり、これもまた新年らしさを感じられる一つです。その後再び演奏が始まり、最後は「ラデッキー行進曲」で会場が一体となりコンサートが終了します。
2023年もよい年になりますように!

  
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