237.jpg 今年の5月の神戸は新型インフルエンザの「風評被害」で悲惨な状況です。5月に開催される恒例の”神戸まつり”も延期となり、神戸への観光客もキャンセルの連発。その為宿泊施設は壊滅状態で、神戸の奥座敷である”有馬温泉”もキャンセルが相次ぎ休業したり、飲食店にしても人が集まる場所にある小売店舗はガラガラ状態で、そういった状況が急に起ってしまい売上に関しては手の打ちようが無く、休業し固定費の発生を抑えるしかないという状況です。

 特に5月11日から17日まで神戸、大阪の幼稚園から高校は休校で、自宅待機という戒厳令状態です。後半からは、麻生総理が「新型インフルエンザはそんなに怖くない!」とテレビで報道を繰り返しておりましたが、経済状況は短期的には手遅れ。インフルエンザで死者は出ていませんが、この短期的な震災級の風評被害による経済的死者は何人出るのでしょうか。

 今回も非常に実感した事は、こういった事の情報が色々なメディアによってあらゆる面から誘導されてしまう怖さです。インフルエンザが感染した!という段階で、評論家が1900年に起ったスペイン風邪を引っ張り出し、パンデミックの恐ろしさをしきりに説明しておりました。しかし、1900年代と医療技術も違うし薬も違う。

 次はお医者さんがテレビでしきりに「マスクをしたほうが安全!」という報道。翌日からマスク購入者の長蛇の列、そして売り切れ続出。以前何らかの本で「マスクの効果」というのを読んだ事があり、私はマスクをしておりませんでした。しかしその報道から町を歩く人の半分以上はマスク。電車にマスクなしで乗るもんなら、乗客のほぼ全員から本当に”白い目”の集中砲火。咳なんぞするもんなら、袋叩きに合いそうな雰囲気です。

 そして最初は感染者となると非常に厳重な隔離病棟へ入れられたようですが、隔離病棟が満杯になったら自宅待機。隔離から自宅?この落差は何?って感じです。何十万人がインフルエンザパンデミックになる?その時はどうするのでしょうか?その後たまたま特集で「マスクの効果」の番組がありました。人間、顔の形がそれぞれ違うので、どうしても隙間から空気が入って来るので、マスクをしても感染するときには感染する。”ありゃま!やっぱり”

 医療評論家とか医師とかが出てきて、”インフルエンザ・パンデミック”の怖さの話を今回もしきりにされていたのですが、本当に怖いのは”風評被害・パンデミック”?(ちょうとパンデミックという言葉の使い方は違っているかもしれませんが)風評も少し収まってきました。それぞれのお店も必死で色々なアイデアを出しながら、頑張っております。もう神戸は大丈夫です。今、神戸は物凄く色々な物がお得です。日本中の皆さん、世界中の皆さん、ドンドン神戸に起こし下さい。

 やっぱりマスク買っとこ! (^_^;

                            やこやこ 

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright(c) 2024 FARM Consulting Group All Rights Reserved.