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オペレーション部門の安野です。

突然ですが、問題です。

お客様がお見えになりました。どの席にご案内しますか?

 
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「上座と下座」という言葉を、聞いたことはありますか?

聞いたことはあっても、きちんと把握されている方は意外と少ないのではないでしょうか?

 

今回は、ビジネスの常識として押さえておきたい「上座と下座」について、です。

 

皆さんは、お客様がお見えになった際、応接室にお通ししますよね。

では、どの席にご案内しますか?

食事の席では?宴会場では?エレベーター内やタクシー内では?

 

それぞれのシチュエーション毎に上座と下座のパターンがあります。

本来は暗記しておくのがベストですが、全てのパターンを把握しておくのは難しいという方は、

ポイントポイントを抑えるようにしておくと良いでしょう。

今回は応接編とし、次回はエレベーターやタクシーでの上座・下座をお伝えしていきます。

 

まずは基本的な考え方として「ドアから一番遠いところ」、つまり「一番安全な場所」を上座

と覚えるようにしておきましょう。

 
 

 【 パターン1 】

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この図の上座はどこになるでしょうか?

 

ドアから一番遠いところが上座なので、左奥が上座になり、次いでその隣、手前左、

手前右(ドアに一番近いところ)の順番になります。

このような応接室でしたら、考えることなく上座下座がわかりますよね?

席を勧める際ですが、「こちらの席へどうぞ」と勧めるのもいいですが、

「奥の席へどうぞ」と勧めるのもいいでしょう。

 
 
 
 

 【 パターン2 】

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では、この場合はどうでしょうか?

 

ドアから一番遠い席で、なおかつ長椅子の席の奥が上座になります。

席にも格があり、上から長椅子、肘掛椅子、肘掛なしの椅子になりますので、

その場で臨機応変に対応しましょう。

長椅子と肘掛椅子がある応接室で、上座の位置に肘掛椅子があって悩んだことが

あるのですが、ドアから近くても椅子の格が高いほうが上座になりますので、注意しましょう。

 
 
 
 【 パターン3 】
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では、この場合はどうでしょうか?

 

普通に考えると入り口から一番遠い左奥の座席が上座となるのですが、

奥の席の後ろに窓があり、素晴らしい景色が見えるようになっています。

このような場合はドアから近いところですが、左手前が上座となります。

しかし、「こちらの席にどうぞ」とだけ勧めると、相手は下座に座らされたと

思うかもしれません。

席を勧める際、「景色が見えますので、よろしければこちらの席へどうぞ」など、

一言添えるようにすると良いでしょう。

 
 
 

ある程度、上座・下座がわかったと思いますので、最初の問題に戻ります。

いろんなシチュエーションをご紹介したので、上座が左側の列になるのはわかると思います。

では、どの席が上座になるのでしょうか?

 

11120正解は・・・①です。

②じゃないの?と思われた方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか?

片側3名以上になると、中央の席が上座になります。

 

このように、同じ応接室でも椅子が違うだけ、景色が見えるだけ、人数が違うだけで上座・下座が変わってきます。

お客様にとってどの席が一番いいかを考えて勧められるようにしましょう。

 
 

他の解答も載せておきます。

【 パターン1 】    【 パターン2 】    【 パターン3 】
111601113011180

  
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