姫路城監査二部門の中澤です。

 

今年の3月27日、姫路城がグランドオープンしました。

総工事期間約5年半、関わった職人の数約15,000人、総工費が

なんと約28億円。まさに「平成の大修理」でした。

 

その前日の祝賀式に、ブルーインパルスが祝賀飛行にやって

来る、ということで行って来ました。

 

2年前に行った航空自衛隊浜松基地でのエア・フェスタでは、あいにくの天候でブルーインパルスのアクロ

バット飛行を見ることができなかったので、「リベンジできる!」とすごく楽しみにしていました。

 

当日は式典が始まる1時間前に着く予定で家を出たのですが、姫路行きの電車は満員状態。通勤時間と重

なる時間帯だったので、そのせいかと思っていたのですが、途中下車をする人の気配はなく、そのまま姫

路へ。

 

満員電車から解放されたのも束の間、姫路城に向かう大通りはこれまた人でいっぱい。

人込みの嫌いな私は、ここでかなり気持ちがダウンしていました。姫路城-1

しかし、大通りの先には修復工事を終えた真っ白な姫路城が待っています。

 

気持ちを上げて向かっていくと、姫路城内の広場は既にいっぱいで「入場制

限をしています」とのアナウンスが。城内に入れなかった私達は大通りを左

右に分かれた敷地でブルーインパルスの飛行を観ることになりました。

 

母と一緒に行っていたのですが、場所取りをして式典まで暫く時間があり、

腰の悪い母は少し辛そうでした。

 

私達の前列のご夫婦は、レジャーシートを用意され、お孫さん達を座らせていました。

そのご夫婦が「よかったらどうぞ座ってください」と私達に声をかけてくださり、「じゃあ母だけでも」

と言うと、「いやぁ、娘さんもどうぞ。話し相手がいないと寂しいでしょう」と。

 

(自分達は立っているのに…)と思いつつ、お言葉に甘え座らせて頂きました。

(世間って捨てたもんじゃないな)とすごく温かく、嬉しい気持ちになりました。

 
 

式典の開始間際、どこからともなくざわめきが起こり、見上げている先を見ると一機の飛行機が。

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ブルーです。祝賀飛行の準備に入るため、一機、一機とポジションへ向か

っていきます。いよいよ待ちに待ったショーの始まりです。

 

まずは姫路城の後方から5機が傘形隊形で進入し、放射状に散開する「サ

ンライズ」。これはテレビでもよく見る式典の際にはお馴染みの隊形。

 

実際テレビでしか見た事がなかったので、姫路城から5機が見えた時は

鳥肌が立って感動のあまり涙が出そうでした。

 
 

この日の曲技課目は「サンライズ」をいれて5課目。

「デルタ・360°ターン」「スワン・ローパス」「サクラ」「ビックハート」。

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中でも「サクラ」は、「サンライズ」の次に見たい課目だった

ので嬉しかったです。

これは6機がそれぞれ約500メートルの円を描き、大きな桜

の花に見立てるというものです。快晴の空に大きな桜の花が咲

きました。

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曲技が終わるたびに歓声と拍手がおこり、会場の皆が大興奮

していたと思います。

 

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最後は「ビックハート」。

2機が大きなハートを大空に描き、ショーは終了しました。

 

あっと言う間の10分間でしたが、大満足できました。

 

この日はブルーのアクロバットショーを見られただけでなく、久しぶりに母と出かけたことや、人の温か

さに触れることができて、嬉しい一日となりました。

 

9月19日、安全保障関連法案が可決・成立されたのですが、優秀なパイロット達が次々と戦死したあの悲劇

が繰り返されないよう、間違った方向にいかないことを願いつつ、いつまでもこの航空ショーが見られる

といいなと思う今日この頃です。

  
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