オペレーション部門の中澤です。
4年に一度のアメリカ大統領選挙です。今年は共和党現大統領トランプ氏VS民主党前副大統領ジョー・バイデン氏。御年74歳と78歳のおじいちゃん対決です。(70代はまだまだ若い?)
今年はコロナの影響で郵便投票が多く、11月4日の開票日にはまだ勝者が決定していませんでした。そして、日本時間の7日深夜、NHKのドラマを観ていると「バイデン氏が過半数を獲得し勝利を確定」との速報が入り、即、特別番組に切り替わりました。
開票途中、トランプ氏が勝利宣言を出していましたが、勇み足だったようです。この大統選は選挙人を選出する選挙なので270を超えると半数以上となるのですが、実際のところ大統領選史上、最も多く7400万票を獲得したとの事です。(トランプ氏7100万票)

 

メリカの大統領選挙では負けた候補者が「敗北宣言」をするのが慣例のようです。120年以上続くこの儀式は、第25代大統領ウィリアム・マッキンリーに敗れたウィリアム・ジェニングス・ブライアンが祝意の電報を送った事が始まりだそうです。
2008年オバマ前大統領に敗北した、故ジョン・マケイン氏の敗北宣言は名演説となっています。今までは、負けた候補者が「敗北宣言」を行った後、勝った候補者が「勝利宣言」をするのですが、トランプさん、まだあきらめていません。この人の口から「参りました。」と言う言葉がでるのか疑問ではありますが・・・。

 

4年前の選挙では、トランプ氏が勝利した事で国内だけでなく、国外でも「トランプショック」として円高、株価の下落とイギリスのEU脱退以来の下げ幅を出してしまいました。しかし今回は、バイデン氏が勝利すると株価が上昇し、大統領選の安堵感からか日経平均が29年ぶりに高値を出しました。バイデン氏への期待が大きいという事がうかがえる現象です。

 

バイデン氏の勝利宣言はデラウェア州で行われました。
(一部抜粋)

We have won with the most votes ever cast for a presidential ticket in the history of this nation – 74 million.
I am humbled by the trust and confidence you have placed in me.
I pledge to be a president who seeks not to divide, but to unify.

 

大統領選史上、最も多くの票を得た。7400万票だ。
あなたが私に与えたくれた信頼と自信を謙虚に受け止める。
分断させようとするのではなく、結束させる大統領になることを誓う。

 

私はこのままバイデン氏が大統領になってくれるのが好ましいのですが、まだトランプ氏には一発大逆転の可能性があるとの事です。自分の負けた州で「不正が行われた」と、裁判に持ち込みゴネる事で選挙人を無効にする方法です。
 

選挙人集会の12月14日の6日前までに諸事が完了していない場合は、一般投票による選挙人は無効となり州議会での投票に切り替わるそうです。なので、共和党議員の多い州で裁判を起こし、その日程までに間に合わせない事で覆す方法です。

 

なんだか来年の大統領就任式にはまたドナルドさんが宣誓しているような気もするのですが・・・。まだまだ目が離せないアメリカ大統領選挙です。

 

(鬼滅的に)
ここでアメリカ大統領選挙こそこそ話
共和党のシンボルマークは「ゾウ」で民主党のシンボルマークは「ロバ」なのですが、共和党は商標登録をしたのに対し、民主党は公式に認めた事はないそうですよ。

 

I guess I’ll close for now.
See you next time.
Operation Section
T.Nakazawa

 

 

  
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