オペレーション部門の中澤です。

2021年9月5日。パラリンピックが閉幕しました。この夏はスポーツイベントが盛りだくさんでした。パラの前にはオリンピック、高校野球もありました。鳥人間コンテストも。

いずれも無観客で歓声が無いのが残念な感じではありましたが、無事に終わって本当に良かったです。しかし、夏のイベントが軒並み終わってしまい少々ロス気味です。

 

今回初めてパラスポーツをじっくりと観ました。
彼らはまさに超人です!身体の欠けた部分を補って健常者と同じ競技をするってすごくないですか?
大いに盛り上がった男子車椅子バスケットボール。コートの大きさ、ゴールの高さは健常者と同じと聞き驚き。胸筋と腕の筋肉だけで3ポイントシュートを決めるところも「すごい!」としか言いようがないです。

 

また陸上では走り幅跳びドイツ代表のマルクス・レーム選手。
今回の大会では8m18の大ジャンプで見事金メダルに輝いたのですが、自身の最高記録は8m47と健常者ジャンパーの上位レベルに匹敵するそうです。「ブレード」と言う競技用の義足を履いて飛ぶのですが、感覚が伝わらない分踏切がとても難しいそうです。

遠くへ飛ぶ為に、何度も何度も練習を重ね、経験値として体に覚えこませる。この積み重ねた練習の結果、脳に変化が。人は右半身を動かす時には左脳から、左半身を動かす時には右脳から信号が送られます。

レーム選手は右足膝から切断されているのですが、右足膝を動かした時に右脳左脳の両側が活発に信号を送っている事がMRI検査で確認されました。
レーム選手の日々の努力は脳の可能性を具現化してくれたのだと思います。
まさに「X-MEN」。日本人選手が大活躍した今大会、まだまだ感動したシーンがあったのですがこの辺で。

 

大いに感動をもらった大会でしたが、残念なニュースも。オリンピックでは13万食もの弁当が廃棄されていたという事、またマスクや消毒薬等が500万円分(マスク3万3000枚、ガウン3420枚、手指消毒薬380本など)も廃棄されていた事には驚きでした。中学生だった時に「3が7を、7が3を」という先生から贈られた言葉を思い出します。

「意味は各自で考えてね」と解釈は教わらなかったのですが、私は『3割の「富裕層」が7割の「食べ物等」を消費出来ていて、7割の「貧困層」が3割しか消費できていない』と解釈します。
多分正解はなく、受け取る側の解釈で良いのだと思います。

 

SDGsの掲げるgoal2は“Zero Hunger”(飢餓をゼロに)です。

Did you know that in every ten seconds, a child dies from hunger?
More than 821 million people, which is 11% of the world’s population, are going hungry.

以上は、「やさしい英語でSDGs !」からの抜粋なのですが、

「10秒に一人の子供が飢えで死んでいるのを知っていましたか?世界の人口の11%、
にあたる8億2100万人以上の人が飢餓状態にあります。」(日本語訳)

 

この数字に衝撃を受けます。
コロナで業者へ卸せなくなった農作物が廃棄されているのをテレビで観ました。また、賞味期限の切れた弁当や食べ残しが廃棄されたりと本当に「もったいない」。
日本ではこの食品ロスが612万トンにも及ぶらしく、国民一人当たりの食品ロスの量は一日約132グラム、茶碗一杯分になるとの事です。

 

一方、SDGsが浸透されてきている現在、食品ロスをなくす為の取り組みが進められています。
あるパン屋さんは売れ残りがないように、一定の時間になるといくつかパンを見繕ってセットにし、割安価格でネットにあげる事で売れ残りによる廃棄をなくしていました。
一人一人の意識と取り組みで612万トンものロスが限りなく0に近づくように私も考えたいと思います。

 

Well, I guess I’ll close for now.
See you next time.

 

 

  
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