オペレーション部門の中澤です。今年もよろしくお願い申し上げます。
 
ところで、世界各地で起こっている大規模な自然災害。昨年の暮れは、信じられない規模の竜巻がアメリカを襲ったり、年が明けてからは、早々にトンガの海底火山が大爆発。日本にも津波警報が出るなど、離れた地域にも影響がでるほどの大規模なものでした。
 
そして、大分・宮崎で震度5強の地震。地震は日本の各地で頻発していますが、この度は関西でも震度2を観測しており、広い範囲に影響を及ぼしていました。「南海トラフ地震」が心配になるところです。もしもの備えはしておきましょう。
 
さて、今回はNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」です。ラジオの英語講座をモチーフに、昭和から令和の時代へと親子3世代にわたる物語です。
 
ラジオでの英語講座の放送開始は、1925年と時は大正時代。なんと97年も前になるんです。そして戦争を経て、1946年にNHKで始まったラジオ英語会話「カムカム英語」は、年齢を問わず大人気番組となったそうです。この朝ドラのタイトルは「カムカム英語」のオープニング、「証城寺の狸囃子」のメロディにのせて歌われた、
 
“Come ,come, everybody, How do you do and how are you ?~♪”
 
からとったそうです。
当時、講師だった平川唯一氏は自身のアメリカ生活の経験を生かし、英語に慣れ親しむ学習の方法や、アメリカの文化を伝える番組の制作に努力をされたとの事です。
今はレベル別や、目的別に番組の数も増えていますが、楽しく学ぶ精神は現在も受け継がれているような気がします。
 
まずは「親」の世代、戦前戦後の話。ヒロインは、英語を勉強する事をきっかけに将来の伴侶と出会います。そして二人にとって大事な曲、また劇中でも大事となっていく曲と出会います。ルイ・アームストロングの名曲

“On the Sunny Side of the Street“

 
「陽のあたる道」です。戦禍にあって、アメリカの物は娯楽も言葉も全部禁止されてしまう中、いつかは国境に関係なく、自由に生きることのできる世界が来る事に希望の持てる曲なのです。二人は一子をもうけるのですが、その子につけられた名前の由来にもなっています。
 

Rui was named after Louis Armstrong.
Her father Minoru’s hopes were put into her name.
Minoru hoped his daughter would live in a world where she could
travel freely to any country, play and listen to any kind of music freely.
He wanted her to walk on the sunny side of the street.
 
ルイ・アームストロングの名前にちなんで「るい」と名付けられました。
彼女の名前には父の願いが込められていました。
どこの国にも自由に行くことができ、どんな音楽でも演奏ができ、聴く事のできる
そんな世界を生きてほしい。父は彼女に陽のあたる道を歩いて欲しかったのです。

 
父親は戦争で亡くなってしまうだけに、感動した台詞だったのでここに載せさせて頂きました。
 
時が流れて番組は現在「子」の世代、昭和30年代の話になっています。大人になったるいが、自分の名前の由来になったルイ・アームストロングに遭遇するシーン。
レコードジャケットをまじまじと見ながら、
 
「ルイ・アームストロングっちゅう人は、こげんな顔しとったんじゃね。」
と、ちょっとショックを受けてる感じが中々面白かったです。
 
話の展開も気になる事ながら、ナレーションも英語なのでリスニングの勉強にもなりますよ。
 
See you next time !

  
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