オペレーション部門の須藤です。
8月ころからウォッチしていた株が、1,300円から一時2,400円まで上がりました。1,000株買っていたら110万円の利益。
なんで買わなかったんだろう、私・・・。いやマジで。涙
 
さて、例えば上記のように130万円で購入した株を240万円で売却した場合、特定口座だと譲渡所得として売却益の20.315%の税金が発生します。
 

( 240万 - 130万 ) × 20.315% = 223,465

 

110万円の売却益は大満足な金額ですが、税金が22万円て高くないですか???
頭の中では110万円をイメージしていたのに、88万円弱しか手元に残らない。
いや、88万円は充分すぎる金額だし、預金利息に対しても同じ税額なので一緒といえば一緒なのですが何とかならないのか・・・。

 

【今更ですが、なんとNISAなら非課税でした!】

上記のように、特定口座で株を売買すると売却益に対して20.315%課税されるのですが、2014年1月から制度ができた「一般NISA」なら年間投資枠120万円までなら非課税だったのです。上記の例でいえば、1,000株買うと130万円となりアウトですが、900株なら117万円でセーフ。2,400円まで上がったときに売却すれば 

(2,400 × 900)-(1,300 × 900)= 990,000

 

この99万円がそのまま手元に入る訳です。大きいですよねー。

 

ということで「NISA」のおさらい。
NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」があります。

一般NISAでは、上場株のほかに投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)、公募株式投信にも投資できます。毎年120万円までなら投資できるので、今年100万円、翌年60万円、というのもOKだし、今年110万円投資して、あとは維持しているだけもOKです。そしてNISAのいいところは、売却益だけでなく配当金や分配益も非課税。例えば年間10万円の配当の場合、特定口座なら20,315円が税金として引かれますが、NISAならそのまま受け取れます。これまた大きいですよね。ただし、非課税なのは購入した年から最長5年間。5年たった後は、売却するか、課税口座(一般口座や特定口座)に移すか、翌年の非課税投資枠に移管するか選ぶことになります。
 
一方、つみたてNISAの投資先は、長期の積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF) です。年間非課税枠は40万円で非課税保有期間は20年。40万×20年で800万円までの積立投資ができます。年間40万円ということは、月々30,000円強でしょうか。金融機関によっては月100円からや1,000円からという設定がありますが、多少まとまった金額、かつ元本保証ではないので無理のない金額が良いでしょうね。販売手数料がかからなかったり、信託報酬が低めに設定されたり、通常より始めやすくなっています。また、途中で積立をお休みして保有だけしておく、というのもOKです。
 
ただこの制度は2023年まで。2024年からは新しい制度になります。岸田首相が「恒久化が必要」と表明しており、つみたてNISAの「20年間」という制限はなくなるとみられます。
 

《金融庁サイトより》

また詳しいことが分かれば、ご案内していきます。

  
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