このたびの「東北関東大震災」におきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

とともに、被災された皆さま、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

断捨離生活を始めて約2ヶ月に入ろうとしております。現在自分で言うのも何なんですが、断捨離5級の白帯ぐらいでしょうか。しかしこの2ヶ月結構捨てました。家の中もやっと「物置」から「住まい」へ近づいてきたように思います。が、しかしそういう目で家の中を見渡すと、まだまだ!毎日ゴミ袋に一袋ぐらいの物が出土します。ほんと”出土”というか”発掘”??こんな物があったのか!なんていう発見の連続です。これだけの物が出土するのにまだ家の中には物が存在します。どこに隠れていたの?って感じです。

 しかし、”捨”も思い切ってできる物と中々できなくて、思い出にふけりながら捨てる前にせめて一緒に記念写真とか撮ったりとか、この作業は辛いですね。そんな辛さを毎日かみしめていると、”断”つまり物の購入が非常に慎重になります。以前よくコンビにでジュースとかお茶とかを買うときに、たまにキャップにおまけがついていて、自称断捨離5級の自分が振り返って考えると非常にどうでも良いおまけが付いている方を買っており、そんなくだらない?物が家の中でごろごろと鎮座しておりました。しかし今は絶対そんなのが付いている物は買わなくなりました。自称(凄い進歩!)そして一度に買いだめもしなくなりました。

 つい不足を恐れて買いだめしたり、手放すのが怖くてたくさん溜め込んだりと、逆断捨離をしてしまうのが人間の性でしょうね。そういう事を徹底的に意識しないと断捨離は無理かも知れません。そういう意識を企業レベルで実践しているのが、京セラであったり、トヨタであったりです。その時に必要な物だけをその都度購入する。不良在庫=借金という考え方です。やはりそれを徹底しているからこそ利益が出せ、業界のトップを維持し続ける事ができるのでしょう。

 また今回東日本大震災で日本全国的に色々なものが不足してしまっております。究極の不安から買いだめ買占めが起こっているのでしょう。逆断捨離。あきません!左上の写真を見てください。これは京都にある龍安寺にあるつくばいです。これはあまりにも有名ですね。真ん中の水を入れる四角を共有すると、上から時計回りに「吾唯足知(われ ただ たるを しる)」と読めます。(右の図)「吾唯足知」というのは、もともと禅問答のようで理解し悟るには時間が少々かかりますが、早く言えば「満足することを知っている者は貧しくても幸せであり、満足することを知らない者はたとえ金持ちでも不幸である。」という感じですね。

 今回、断捨離という言葉に出会いその言葉から前回の”色即是空空即是色”が思い出され、今回の”吾唯足知”つまり”足るを知る”に行きつき、そういう事を考えながら日々生活していた時、今回の東日本大震災が発生しました。何と偶然なのか必然なのか?やはり偶然は無く、行き過ぎた物生活からもっとより心生活へと”吾唯足知”つまり”足るを知る”という、満足の質を変えていく時代が本当にやってきたと実感してしまいました。

 ドンドン断捨離、ますます断捨離。早く初段(黒帯)目指して適当に頑張ります!

                  やこやこ

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