2024.4.4

カテゴリー -/ スタッフブログ

オペレーション部門の行光です。
今年の3月は気温が急に高くなり早々と春が来たのかなと思いきや、翌日には雪が降り始めて又冬に逆戻り。急激な気温の違いで体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。春の嵐、菜種梅雨を繰り返してようやく春の訪れになるそうです。

春といえば日本人が大好きな桜、お花見の季節ですね。若かりし頃、勤めていた場所が大阪でしたので4月になると毎年のように「造幣局の桜の通り抜け」へ仕事終わりに出掛けていました。

月日が流れうん十年、一昨年ですが懐かしい思いを抱きながら「造幣局の桜の通り抜け」に行ってきました。造幣局の桜は南門から北門にかけて、560mに約140品種340本が植えられています。一昨年はまだコロナ渦でしたので、インターネットによる事前申込が必要でした。今年も事前申込制のようですね。人数制限がありますので咲き誇る桜をゆっくり鑑賞できるので良いと思います。それまでは人数制限がなく人の流れに合わせて一方通行に歩き、桜をゆっくりと見る事はできなかったので。
ですが予約制だと日にちと時間を決めなければなりません。その日がお天気である事を願うばかりです。もちろん雨の日の桜も違った美しさがあると思います。
 
明治時代から130年以上続いていた大阪春の風物詩である「造幣局の桜の通り抜け」が、コロナの影響で2020年、2021年と中止になったのは戦後初めての出来事だそうです。不要不急の外出は控えないといけない、大変な世の中でしたね。
 
造幣局内の保全に関する仕事をする傍ら、桜守の仕事も担っている貨幣部施設課保全係の方が、桜の通り抜けが中止となり皆に見てもらえない年も、一年を通してお世話をして下さったおかげで見応えのある満開の桜を見る事ができました。造幣局内の桜には一本ごとに管理番号がつけられ、育成調査表に記録を残します。桜の寿命は40~60年。枯れた際の植え替えに備え、局内5か所に養成地があり、若い桜が約150本も育っているそうです。記録を残す作業も莫大ですね。
1年を通しての仕事の一つに、春と秋に発生する毛虫取りがあるそうで1本に1匹や2匹ではないそうです。
桜の通り抜けに来ている人の多くは下を見ずに歩くため、躓かないように伸びてきた桜の根を最小限に切ったり、テントや柱にはぶつからないように紅白の布をまいたりと仕事は多岐にわたります。その思いやりが桜を見終わった時には、美しい物を見た喜びと共に温かい気持ちにさせてくれます。
 
桜といえば想像するのはソメイヨシノだと思いますが、造幣局の桜はほとんどが八重桜でぼってりとしたかわいらしい花をつけます。色もピンクだけではなく、黄色や白、薄いグリーンなどもあり色でも楽しませてくれます。ちょうど目の高さに花をつけている桜が多いので間近でじっくり見る事もでき匂いを嗅ぐ事もできます。しだれ桜の近くに寄るとまるで桜を纏った気分になれます。
 

毎年その年の桜が選ばれるのですが、今年は「大手毬」のようです。今年はもうすでに申し込みがいっぱいですので、是非来年、手入れされた見事な桜を見にいかれてみてはいかがでしょうか。その際は早めの申し込みが必須です。
最寄り駅は天満橋駅か大阪城北詰駅が造幣局の南口に近くてよいかなと思います。



  
コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


Copyright(c) 2024 FARM Consulting Group All Rights Reserved.