監査第二部門の弾です。今までにスタッフブログを3回執筆してきましたが、今回よりテーマ別ブログも執筆するようになりました。よろしくお願いいたします。
 
皆様は日々の生活の中で「世の中便利になったなー」、「昔のほうが良かったなー」と思ったことはありませんか。今回は前者の例で、通信手段(手紙や電話)の変化のお話をします。
 
まず江戸時代の通信手段は「飛脚」と呼ばれる親書や文書など書類や、金銭や貨物を運ぶ仕事に従事した人に手紙を運んでもらいやり取りをしていました。大阪から東京までの距離を通常9日から10日かけて走って届けていたそうです。料金は出発日不定期の通常で600円、出発日をきめて1,200円、そこから到着日数が減るごとに料金が上がり、最短5日で指定した場合約30,000円かかったようです。
 
明治になり飛脚は廃止され、「郵便制度」が確立されました。これにより遠方でも一定の料金で手紙やはがきを送ることができるようになり、料金も500円程と少し安くなりました。
 
明治30年頃には、電話サービスが開設され、通信手段が手紙から電話へと移っていき、連絡時間が短縮されました。ただ開設当初は加入者数も200世帯未満、通話料5分で約2,250円かかったそうなのでまだまだ気軽な通信手段ではなかったようです。
 
昭和43年頃に固定電話が完成し、加入者数も1,100万人を超え、料金は通話料5分で525円とまだまだ高価ですが、ようやく一般の消費者に普及されつつあります。
 
こうした時代がしばらく続いたのち昭和60年にNTTが初めて携帯電話を発売しました。それが、「ショルダーフォン」(お笑い芸人さんがネタのアイテムとして使用している)と呼ばれる約3キロにおよぶ重さの肩掛けタイプの携帯型電話機約でした。料金は通話料5分500円とまだまだお高いです。
 
その後、携帯電話は急速に小型化・普及し、料金体系も大きく変わっていきます。平成11年頃にはインターネットに接続できるようになり、大人は1人1台携帯を持つようになっていきました。NTTドコモ、J-フォン、ツーカー等の時代で、会社ごとに料金体系は違いますが、通話料5分で約200円くらいでした。
 
そして平成20年ついにiPhoneが発売され、携帯電話(スマートフォン)は急速に進化しました。タッチスクリーン、アプリ、高速インターネットなどが普及し、生活が一変しました。
最近では大人だけでなく子供までスマホを持っています。(小学6年生で半数、中学2年生で8割超) 料金はキャリアによって、また通話料一定時間無料や、かけ放題プランなどあるので一概には言えないですが、平均で月額5,500円です。機能面が充実しておりこれだけ色々なことが出来てこのお値段でしたら昔に比べるとお得だと感じます。
 
飛脚→郵便制度→固定電話→携帯電話→スマートフォンと通信手段の時代の流れを調べて色々な発見がありました。昔は連絡しようと思うと手紙の往復で20日前後かかっていたということ、料金は便利になっていくにつれて安く(お得)なっていること、改めて考えると電話に色々な機能が付きすぎてることなど驚くことがたくさんありました。
 
今日では、スマホは私たちの生活に欠かせないものとなり、通信手段だけでなく、娯楽やカメラ機能、調べものをする等、様々な点で使用されています。誰でもいつでも連絡がとれるようになり、本当に便利な世の中になったなーと思います。
 
ここまで良いことだけを挙げてきましたが、デメリットを無理やり挙げるとすると、どこにいても連絡可能になり、休みと仕事の時間の境界が曖昧になっていることでしょうか。コロナ禍でリモートワークという技術が発達し、その境界線はより曖昧になったと思います。私もよくテレワークをしますが、休日でも家にいるとついついパソコンを開いて仕事をしてしまうことがあるので気を付けようと思います。
 
お話が長くなりましたが、これからは「お金にまつわる今と昔の比較」をテーマにコラムを執筆しようと思います。今回のトピックは昔のほうが良かったと思う方は少ないと思いますが、次回からは昔のほうが良かったと思う意見も多くでるような例を紹介していこうと思います。次回は某テーマパークを題材にしようと思います。
(通話料等の料金は現在の物価を参考にしてだいたいの金額で算定していました。)

  
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