先月?いや先々月?今となっては忘れてしまいしたが、携帯電話を不覚にも落としてしまったのか、どこかに置き忘れてしまったのか・・・。最近、携帯をトイレとかで時間を惜しみながらメールのチェックとかをして、洗面台でふと置き忘れた事もあったりするのですが、今回の紛失は全くどこに行ったのかが分からず、また不覚にも何もバックアップをとっていなかったのが最悪でした。

ドコモの携帯電話は当初自動車電話で契約し、通常の携帯電話に変更し、しかも個体を変更続けるたびに登録データを更新。教えていただいたメールアドレス、携帯番号は、この25年間分約700件分が入っておりました。携帯電話自体にはロックをかけていたので、部外者が見ることは難しいと思いますが、しかし、その登録情報が全くわからない。

紛失して何日かは警察に聞いてみたり、落としたと思われるところに電話して探してもらったりしたのですが、結局出てきません。しかし、人間って良く出来ている。少しずつ開き直ってくるんですね。”まあいいか!”っていう変な気分。それが過ぎると、別に不便じゃないし、っていう本当に変な開き直りです。無けりゃ無いで別に不便を感じないこの変な開放感。そして、携帯が無くなり番号もアドレスも無くなって感じたことは、”そんなに困らないやん!”

そういう時にクライアントのK社社長のK氏より一冊の本を頂きました。それは”「IT断食」のすすめ”っていう本です。早々読んでみると、なるほど!振り返って自分のライフスタイルを見てみると、IT(Information Technology)と言われるツール、またシステムに自分の貴重な多くの時間が拘束されているという事と、色々な媒体に保存している自分のデータに拘束されていて、変な安心感を感じている自分がちらほら。

 一日の仕事を振り返って見ると、朝方出所と同時にまずはパソコンの電源をON。そしてメールチェック。すると大量のメールが送られてきており、結局スパメールの削除から始まります。この本によると迷惑メールと思われるもの。この本”「IT断食」のすすめ”によると、

総務省が2008年12月から10年6月まで毎月行なった調査で、”主要キャリアが受信したメールの63.95%から72.08%は迷惑メール”という結果がでてる、との事です。

また色々な資料を作るにしても、WEBを見ると色々な情報が無料で落ちています。ひたすら何も考えずにコピペに次ぐコピペ。そして、パソコンのハードディスクには、訳も分からず色々な情報が大量に保存されているという状況です。

携帯電話の情報紛失による開放感?そしてコピペの連続による思考停止?何も将来活用出来ない情報の大量保存。ITだからできる事が、ITだからやってしまう!という状況。他にもIT化で、普通に便利だから中毒のようになっている、又は慢性的に何も疑問も持たずにやってしまっている、ということ。ここで一度じっくり振り返って、考えてみようと思います。すなわち”IT断食”。大手企業でも一日全くパソコン禁止という企業も現れているようです。

ITに使われるのではなく、ITを使いこなす。この本の結論は、

 ”さあ、ITを捨てて、対話を増やそう!自分の頭で考えよう!そして現場に行こう!”

その通りですね。これからは、最高のステータスは”アナログ化”ですかね。

やこやこ

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