監査一部門の清岡です。

「ふるさと納税」

ここ数年、よく耳にする言葉だと思います。

しかし納税方法や税額控除については、まだまだ知らないことが多いのではないでしょうか。今年、ふるさと納税をするにあたり色々と調べてみると、新たな発見がありました。

 

1. 控除額の限度

寄附金(ふるさと納税)から2千円を差引いた金額が 所得税・住民税から控除されますが、無制限にというわけではありません。これは、それぞれの方の収入や家族構成により変わってきます。

(参考までに、総務省の資料の抜粋を下記に。データは2013年11月現在のものです。)

全額控除される寄附金額の目安(2,000円を除く)

給与収入   独 身 夫婦(専業主婦) 夫婦共働き

子1人(大学生)

夫婦(専業主婦)

子1人(高校生)

300万 16,000円 12,000円 10,000円 8,000円
400万 24,000円 20,000円 18,000円 16,000円
500万 34,000円 30,000円 27,000円 24,000円
600万 43,000円 39,000円 37,000円 35,000円
700万 59,000円 55,000円 53,000円 44,000円
800万 71,000円 66,000円 64,000円 61,000円
900万 82,000円 77,000円 76,000円 73,000円


 

2.ふるさと納税の実績額

一体何人くらいが、ふるさと納税を行なっているのでしょうか!?

都道府県別に見ると、やはり人口の多い東京都が一番多く、約13万人が行なっています。

これは実質、東京都民の100人に1人が行なっている計算になります。

東京は寄附金(ふるさと納税)への意識が高いのか、それとも地方出身者が多いのかは分かりませんが、予想以上に多かったことに驚きました!!(ちなみに、大阪は5万人です)

 

3. 特産物・特典

これは、知らなかったことですが、自治体(都道府県・市町村)によっては、一定額以上の寄付をしてくれた方に、特典として その地域の特産物が贈られてきます。

特典は、一種類ではなくて数種類の中から選択ができる自治体もありました!

ふるさと納税をおこなう理由は様々だと思われます。生まれ育った故郷に恩返し、学生時代や仕事の転勤で住んでいた町、好きな町の発展等、もちろん特典目的でも良いと思います。

私が、ふるさと納税をおこなおうと思った理由は、生まれ育った町に少しでも恩返しがしたいとの気持ちからでした。社会人になってから故郷を離れ県外住んでいるため、故郷での納税をしたことがありませんでした。そこで、今回この機会に制度を利用しようと思ったのです。

今まで、ふるさと納税という言葉を聞いたことがあったけど機会がなかった方、今からでも今年のふるさと納税は間に合います!!

 

ふるさと納税の方法は簡単です。

ふるさと納税をしたい地方公共団体に申し出をします。申し出の方法は、メールやFAX、郵送、電話、直接窓口へ行くなど、各自治体によって異なります。詳しくは各自治体のホームページをご覧ください。

例えば、高知市はメールで簡単な情報(住所、氏名等)を送ると、数日中に振込用紙が送られてくるので、その用紙を銀行の窓口に持っていき納付をおこないます。これで納付手続きは完了。その後、特典の申込み用紙が送られてくるという流れです。

私は、高知市にふるさと納税をおこなったのですが、特典でカツオのタタキ(切り身)をいただきました。

ちなみに同じ高知県内でも奈半利町では、特典の一つにカツオが丸々一本(切り身ではありません、尾頭付きです)というのもありました!これには、かなり驚きました(笑)

また、ふるさと納税の税額控除を受けるためには確定申告必要になります。

手続き自体は簡単なのですが、慣れない方には少し手間に感じるかもしれません。

せっかくの機会ですので、皆さんも一度ふるさと納税について考えてみてはいかがでしょうか。

監査一部門 : 清岡

  
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