sm-410603.gif ある研修会の時の話です。20名ぐらいの部屋で満員状態の中、研修会が始まろうとした時、参加されている一人の方が部屋の横の椅子の上に何やら目覚まし時計のような機械を設置しました。最初は何の機械?とあまり気にもとめず、研修会は進んでいきます。何分かした時に、どこかでピピピ!という音がします。「誰かの携帯?」またすぐ止みます。また暫くすると、ピピピ!「また?」と思いながら、さっきの機械の方を見ると、その機会が鳴いているようです。

 しかし、「何かのタイマー?」「どんなタイミングで鳴るの?」「よく見ると時計でもない?」「講演内容評価装置?」色々と疑問を持ちながら、時間は過ぎていきます。またピピピ!私がしゃべる時がきました。30分ほどしゃべるとまたピピピ!「ひょっとしてしゃべり過ぎセンサーか?」私の話も終わり、その機械を設置した方の話になりました。そこで種明かしです。実はCo2センサーでした。部屋の中のCo2を測定し、Co2があるレベルを超えると警告の意味でピピピ!と音が鳴るという機械でした。

 今巷でとっても話題豊富なあのCo2です。人間も大量のCo2を吐き出しています。小さな部屋で満員状態の中、長時間いると部屋の中のCo2濃度が上昇し、あるレベルまで行くと眠気が出てくるらしいのです。そのセンサーの説明を見ると。

   ↑   危険レベルです
  5000PPM
   ↑   健康に害を及ぼす可能性のあるレベル
  2500PPM
   ↑   眠気を誘われるレベル
  1000PPM 
   ↑   注意が必要なレベル
   700PPM
    ↑   許容範囲のレベル
   450PPM
   ↑   通常の外気レベル
   350PPM
 ※ppmとは
  →空気中にどれくらいの割合の二酸化炭素が含まれているかを表す単位です。 0.0001% = 1ppm

 そういえば、研修会の半ば半ばで眠たくなってくる周期とピピピ!と鳴る周期が時々一致していたのを感じます。この機械が信用できるセンサーとしたなら、Co2って見えないだけにちょっと怖いですね。人間以外からも大量に排出しているのですから、ホンとただ事では無いです。大手企業が挙ってCo2排出量を削減!!ってちょっと遅いぐらいだと思います。

 私も大きな事は出来ませんが、息を止めながら生きていくと言うのはちょっと無理なんで、部屋を閉め切って長時間の会議をするなんていう事が多いのですが、効率よく会議を進めるためには、やはり空気の入れ替えを頻繁に行い、十分休憩も取りながら実施するぐらいの事は注意していきたいと実感しました。

           やこやこ

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