「御社が加入されている生命保険を教えてください」

こうお聞きして、すぐにサラサラとリストアップできる社長さんは満点です!

しかし、実際は、お付き合いのある保険会社まかせで、保険証券のファイルをどさっと持ってこられて、「ここにあるから見てね!」ということが、多いような気がします。

 
 
経営戦略の一つとしての生命保険
 

事業保障の資金、退職金、事業継承・相続対策などの目的で生命保険に加入されたとは思いますが、長年加入していれば、「現在の会社実態と保険の内容が一致しているのか?」大変気になるところです。
 


 

特に法人設立後すぐに加入して放置している様な場合、現在の会社の規模や状況と比較すると、大幅に変化しているにもかかわらず、そのままなんてこともありますよね。

 

「退職者の保険がそのままになっていた??」
「あんなに掛け金払っているのに・・・」

 

そういった返答も多々あります。

 

生命保険を活用するには、まず目的を明確にすることが必要です。

その上で無駄な保険契約がないか、きちんと把握することが大事です。

 

一度お手元の保険証券ファイルを引っ張り出して、生命保険の加入一覧を作成してみませんか?

 

簡単なフォームを用意いたしましたので、是非保険契約の管理にご利用ください。

「なんか、難しいよ」とおっしゃる方もおられると思います。

そんなときは、顧問会計事務所の担当者などと相談しながら記入してみませんか?

スムーズに作成できると思います。

 

次回は、この管理票から見えてくる生命保険の本当の役割について書いて行きたいと思います。

また、お会いしましょう!!

 

<参考 生命保険の税務上の取扱について>

(資産計上)

・保険積立金等に計上

・前払保険料に計上後期間の経過に応じて損金算入

(損金算入)

・保険料等で期間の経過に応じて損金算入

・給与として損金算入(役員の場合、法人が経常的に負担するものは定期同額給与)

 *過大給与となれば、過大部分については損金不算入です。

  
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