4013daef9f5348ae596ade4970a5323c_s
オペレーション部門の橋本です。

 

皆様はどんな時に有給休暇を使用されますか?

用事であったり旅行であったり色々だと思います。

本来の目的としては「心身の疲労を回復し、ゆとりある生活を

保障するために付与される休暇」とあります。

欠勤と違い、休んでも給料が減額されないので、有意義に使いたいですよね。

 

しかし、お勤めの方全てが取得できるかというと、そうではありません。

次のような条件があります。

 

1. 雇い入れの日から6か月経過している

2. その期間の全労働日の8割以上出勤している

 

この条件を満たすと、下記の日数が付与されます。

雇入れの日から起算した勤続期間 付与される休暇の日数
6か月 10日
1年6か月 11日
2年6か月 12日
3年6か月 14日
4年6か月 16日
5年6か月 18日
6年6か月以上 20日

 
 

これは、正社員 パートと関係なく、*1一般労働者に与えられるものです。

 

*1 週所定労働時間30時間以上、所定労働日数が週5日以上の労働者、

  又は1年間の所定労働日数が217日以上の労働者

 
 

しかし、パートやアルバイトの方は、ここまでの時間や日数ではない方も多いと思います。

でも、ご安心下さい。時間が短くても日数が少なくても、付与されますよ。

 

一般労働者と同じではないですが、働く日数や時間によって決まります。

これを「比例付与」といい、次のような日数です。

週所定労働日数
1年間の所定労働日数
雇入れ日から起算した継続勤務期間
0.5年 1.5年 2.5年 3.5年 4.5年 5.5年 6.5年以上
4日 169日~216日 7日 8日 9日 10日 12日 13日 15日
3日 121日~168日 5日 6日 6日 8日 9日 10日 11日
2日 73日~120日 3日 4日 4日 5日 6日 6日 7日
1日 48日~72日 1日 2日 2日 2日 3日 3日 3日

 
 

これは、週所定労働時間が30時間未満で、かつ、週所定労働日数が4日以下、

又は1年間の所定労働日数が48日から216日までの労働者となります。

 

平成26年度の調査によると、有給休暇消化率は48.8%となっています。

消化率100%に近い欧米諸国と比較すると、かなり低いです。

 

政府も有給休暇をどんどん消化してもらおうと、来年春から新制度を設ける予定です。

どういうものかといいますと、企業の義務として、年10日以上の有給休暇を付与される従業員に、

毎年時季を指定して年5日の有給休暇を取らせるものです。

今までは、従業員の自由だったものが、企業の義務になります。

 

また、有給休暇は2年間有効ですが、どのように使用するかは、それぞれの会社によって違います。

確認することをお勧めします。

 

この春に入社された方は、9月で半年になります。来月から付与されるのではないでしょうか?

いつから使用できるのか、使用する場合はどのような手順なのか、

会社に確認して、是非有意義に使って下さいね。

  
コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


Copyright(c) 2024 FARM Consulting Group All Rights Reserved.