監査一部門の清岡です。

前回のブログ「『株式会社』の元になったのは」からの続きです。

株式会社を作り、一定期間(事業年度)で区切って利益の計算をするようになりましたが、その利益の

計算には一定のルールが必要になります。

そこで「現在の会計のルールのはじまり」について触れていきたいと思います。

 

「出資者に配当する利益を計算すること」

これが、現在の会計のルールがはじまった理由のひとつです。

 
 

せっかく株式会社を作っても、そもそも利益が分からなければ、配当

のしようがありません。さらに、その利益の計算にも一定のルールがなければ、それを計算する人により

利益が変わる可能性があります。これでは、公正な配当ができなくなってしまいます。

 

その不公正をなくすため、一定期間の売上と費用を計算するルールが決められました。

その典型的なものが固定資産の減価償却費です。固定資産は高額であり、長期間使用が可能です。

その固定資産の支払額を一度に費用としてしまうと、適正な計算ができなくなります。

 

そこで、固定資産のように長期間使用が可能なものは、一定の規則的な計算方法により、その使用期間に

応じて費用とするルールを決めることで、より合理的で公正な利益の計算ができるのです。

このような会計のルールに基づいて利益を計算していけば、その計算された利益は誰が作成しても同じ

ものになるはずです。

 

このような会計ルールに基づいて計算した結果、信頼のおける財務諸

表となり、今日の株式市場での株式会社も信頼ができるものになりま

す。また、これが投資をする人の目安にもなります。

 

もちろん、株式市場に関係のない中小企業でも、同じように一定の

ルールに基づき計算をすることにより、銀行から信用が得られ融資等が可能になってきます。

また、新たな取引先から財務諸表の提出を求められる場合も有効になります。

 

今日の会計のルールは細かく定められており、処理も面倒ではありますが、上記のようなメリットもあり

ます。この会計のルールに基づいて決算期ごとの財務諸表を作成する

ことで、今期、前期、前々期の財務諸表は統一されたものになります。

ここで初めて指標の比較検証が可能になります。

 

案外、最大のメリットはこの比較検証ができることかもしれませんね。

  
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