監査一部門の清岡です。

 

163184皆さんは、株式会社の起源をご存知ですか?

株式会社の元になったのは、香辛料の貿易と言われています。

中世のヨーロッパでは、一握りの香辛料と同じ重さの黄金が交換されて

おり、その香辛料を手に入れるためには、帆船での長期間の航海が必要

でした。

 

しかし、当時の航海は現在とは違い遭難、海賊、病気等の大きなリスクが伴いました。

それでも成功すれば、一度の航海で得られる富は巨額であり、航海に必要な元手資金の何十倍もの富を

得ることができたのです。

 

ただ当時は、その航海の成功率が非常に低いために、一人でその資金を出そうとする商人や貴族はいませんでした。

 

そこで考え出されたのが、航海に必要な資金を皆で出し合う仕組みです。

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これならば、もし失敗してもリスクは分散されて、それぞれの負担は減少します。

うまく成功すれば、皆で儲けを分配できますよね。利益の分配(現在の配当金)

を見返りに、多額の資金(現在の資本金)を集めることが可能になったのです。

 

さらに、商人や貴族は自分達で航海に行くことができないために、優秀な航海の専門家である船長

(現在の社長)を代理人として雇い入れたのです。まさに現在の株式会社と同じ仕組みなのです。

 

それでは、その一度の航海で得られた富の分配は、どのように行われていたのでしょうか。

 

当時は航海が終わると、持ち帰った香辛料を売りさばき、船も処分して全てをお金に換えてから、最後に

残ったお金を計算しました。そして、出資した額以上の金額を利益として、皆で分配したのです。

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香辛料の貿易は、一度の航海で全てを清算して解散をしていたのです。

この方法は、とてもシンプルで利益の計算も簡単ですが、次の航海の行く時

には、また資金を集める必要があったのです。

 

この考え方は、現在の「株式会社の会社は継続的に続く」とは全く違う考え方

になります。

 

現在は、清算と解散を繰り返すことができないために、一定期間(事業年度)で区切って利益の計算を

し、その期間の利益に応じた配当を行なうようになっています。

 

これであれば毎回資金を集める必要もなく、利益の分配のために会社を清算する必要もありませんが、

その利益の計算には一定のルールが必要になります。

 

現在の会計のルール。こちらの内容については次回以降で触れていきたいと思います。

  
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