「American President Election」~アメリカ大統領選


It’s time. I pledge to every citizen of our land that I will be president for all Americans, and this is so important to me.
 
私はここに誓います。全てのアメリカ国民の大統領になると。

 

これは、第45代次期大統領ドナルド・トランプ氏の

victory speech(勝利演説)の一部です。

1年半にわたったアメリカ大統領選にようやく決着がつきました。

 

ヒラリー氏が優勢といわれていた中でのトランプ氏の勝利は、国内だけでなく国外でも「トランプショッ

ク」として円高、株価の下落と、イギリスのEU脱退以来の下げ幅を出してしまいました。

 

前回までは余り関心のなかった大統領選だったのですが、あまりの暴言にちょっと笑ってしまう事もあっ

て(今は笑ってはいられない状況なのかもしれませんが…)ニュースに耳を傾けるようになりました。

 

ネガティブキャンペーンを続ける両候補に、三回行われた「テレビ討論会」でもお互いの悪口しか言わ

ず、何の政策も語られることのない史上最低の討論会と言われてしまいました。

 

この「テレビ討論会」。選挙の明暗を分ける重要なイベントのようです。よく言われるのが、「ケネディ

vs ニクソン」。ケネディ氏は顔にはメイクを施し、濃い色の

スーツで討論会にのぞみました。が、ニクソン氏は真逆の恰好

で現れたのです。この時は、若い、元気なアメリカをイメージ

させたケネディ氏が勝利をおさめました。

 

もう一つは「ブッシュ vs ゴア」。これは外見ではなく、ゴア

氏のため息の数があまりにも多く、思いあがっているように

映ってしまい有権者から嫌われてしまったのが敗因の理由だとか。

イメージ対策はどこでも大事ということです。

 

そして、大統領選挙がどうして火曜日なのか、また選挙のしくみ、ご存知ですか?

 

Q:「どうして火曜日?」

A:アメリカはキリスト教徒が多いため、日曜日は休息日となっていて外には出ないこと。

  そして月曜日。選挙が始まった頃は、まだ交通整備がされていない時代だったので投票所までその日中

  にたどりけないという理由で火曜日になったとのこと。

 

Q:「大統領選の仕組みって?」

A:11月8日の火曜日に行われた選挙。実は、「選挙人」を選ぶ選挙だったのです。

  全米で選挙人は538名、これは州の人口に応じて割り当てられています。

  最大カリフォルニア州で55名、最小アラスカ州が3名です。そして有権者の投票数が1票でも多い党

  が選挙人を総取りでき、過半数の270名をとれば勝利となるのです。

  そして12月に選挙人による選挙があり、そこで初めて当確となるのです。

 

今回、得票数ではクリントン氏が20万票ほど多かったそうです。

しかし、この仕組みがあるので選挙人の多い州を獲得したトランプ氏が勝利できたのです。

これって有権者の意志が尊重されているのか?と疑問を持ってしまいます。
 
さあ、今後どうなっていくのでしょうか…。不安を残しながら今回はこれで。

 

I guess I’ll close for now.
See you next time.

The 2nd section
T. Nakazawa

  
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