監査業務担当の牟田口です。

顧問先様から、相続税申告の依頼がありました。財産はそんなに多くはありませんでしたが、一つ問題が。上場株式の口座開設先(証券会社)が分からなかったのです。あるのは、配当金計算書のみ。おそらく長い間売り買いもなく、また証券会社から届いている資料を丁寧に処分されていたのかもしれません。詳細は分かりませんが、証券会社関係の資料が全くなかったのです。
 
そこで、弊社の担当者K氏が、どうにか調べる方法をと調べまくったのです。で、あるものですね、調べる仕組みが。
 
株式は今や完全に電子化されており、昔のように紙の「証券」なるものはありません。そういえば、昔、紙の株券を担保に銀行に提出して、融資を受けるなんてこともしていましたね。名義を書き換えるときは、裏書なんてこともしていました。現在では、そんなことはしていません。そして電子化されているおかげで、口座がどこで開設されているか、すぐにわかるのですね。
 
調べてもらえるのは、証券保管振興機構というところです。こちらは、「ほふり」と呼ばれており、株券とその株主の一元管理をしていて、名義書き換えの業務をまとめて行っています。証券会社などで勤めていれば当たり前に知っているのでしょうけども、私は全く知りませんでした。
 
そして、必要書類を用意して、こちらに郵送すると、後日その結果を郵送で送ってくれるのです。電子化というのはありがたいですね。
 

【 必要書類(法定相続人の場合)】

1.開示請求書(ホームページでダウンロード)
調べる株主の「名前」「生年月日」「住所」が分かれば、記入するのは難しくありません。

2.法定相続人の本人確認書類
運転免許証のコピーや住民票などから一つ。これも手間はかかりません。

3.相続人と被相続人(株主)の関係を確認出来るもの
法定相続情報一覧図を作成していればなお良しです。

 

費用は4,000円~。住所が複数ある場合や、誰が請求するかでもう少しかかるようです。そして、開示結果は郵便局の代金引換サービスで郵送され、その費用と引き換えに受け取ることになります。

 
今までは、この方法を知らなかったので、「とにかく家探ししてでも探してください。」とお願いしていましたが、その必要もなくなりそうです。
 
銀行の預金口座はこうはいかないでしょうね。すべての預金を一括管理する、なんてことは絶対できません。残念ながら。
 
【ご参考】 ご本人又は亡くなった方の株式等に係る口座の開設先を確認したい場合

  
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