総務部の矢子です。
京都のお知り合いにお誘い頂き、先日初めて京都嵐山に鵜飼を見に行って参りました。
夏の風物詩である嵐山の鵜飼は、清和天皇(849~880)に宮廷鵜飼が行われたのが始まりで、徳川時代に途絶えましたが昭和25年に再興され現在に至っているそうです。
今年の関西は梅雨入りも遅く大雨の影響など心配でしたが、当日はお天気に恵まれました。

 

渡月橋のふもとから真っ暗な夜の大堰川へ。
夜の大堰川は、川べりの旅館や船着き場の明かりが川に反射して幻想的な風景を作っています。鵜飼の船は2隻で、私達の屋形船は縦一列に繋がれます。その両サイドで鵜飼の船は動きながら漁をしてくれるので、近いところで様子を見ることが出来ます。鵜たちはとてもよくトレーニングされていて、この日は雨が降らなかったので川も濁らず、漁火のもと潜って鵜匠の指示に従って鮎をとても上手く捕まえていました。

鵜匠さん、お客さん、船頭さんの「ほれ、がんばれ!がんばれ!」の掛け声も飛び交い、鵜たちも一生懸命頑張る様子は微笑ましかったです。鵜たちも慣れていて潜って上手く捕れた子は、ヤッタゼ!感があるように見えます(笑)

小さい鮎はお腹に入り、大きいものだけ吐き出さすようになっていて、毎年7月~9月まで鵜が疲れないように一日2回だけの漁だそうです。

 

 

暗くてちょっとわかりにくかったのですが、二隻のうち一隻の鵜匠さんが日本人離れしたお顔だったので船頭さんに尋ねてみると、ドイツ人の女性の方でした。鵜飼も国際化ですね。

そしてなんと、川の上まで飲み物やおつまみを販売しに来てくれました。コンビニのお店が出向しているときもあるそうです。ビール、お酒、いか焼きやお団子を購入。
この日船の上は涼しく、いい風が通り快適でした。

 

遠い昔に戻ったようにゆっくりと時間が流れ、宮廷時代のような雅やかな時間を過ごすことが出来ました。
千年以上歴史を持つ鵜飼にご興味のある方は、嵐山通船さんのHPをご参照ください。
http://arashiyama-yakatabune.com/

  
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