オペレーション部門の永野です。
最近、注目されているSDGs。身近なところでは、肉や魚を使わない代替タンパク質のニュースをよく耳にします。
 
今年6月には、キューピーが日本で初めての代替卵を商品化して話題になりましたね。豆乳加工品を使ったスクランブルエッグのような見た目の「HOBOTAMA(ほぼたま)」は、半熟卵のようなトロっとした触感になっているそうです。
 
2050年には世界人口が100億人に達すると言われている中、食料不足や環境問題の配慮から、畜産に頼らないタンパク質への関心が高まっています。また、アレルギー対応や健康食としても注目されています。そこで、このような代替タンパク質にはどのようなものがあるのか調べてみました。
 
◆大豆由来の代替タンパク質◆
最もポピュラーな代替肉。ファーストフード店やレストランでも大豆由来のお肉を使ったメニューを見かけることがあります。
 
スーパーや通信販売では、下味の付いていない乾燥タイプのものから、ハンバーク、唐揚げ、焼肉など温めるだけで食べられるものまで、様々な商品が販売されています。また、イオンでは、今年の3月から関東限定で「大豆からつくったミンチ」を精肉コーナーで販売しています。
 
◆海藻由来の代替タンパク質◆
アメリカでは、今年5月に世界初となる昆布を主原料とした代替バーガーが発売されました。海藻由来の代替肉は、栄養価、触感、風味も申し分なく、かつ海藻は過酷な環境でも簡単に成長し二酸化炭素を吸収することから、大豆に変わる代替タンパク質になるのではと様々な企業から注目されています。
 
◆培養肉◆
培養肉とは、動物の細胞から人工培養でつくる食肉のことです。動物を飼育して殺すよりも地球にやさしく、また大腸菌や食品添加物にも汚染されていない安全性の高いクリーンミートと言われています。
 
昨年12月に、世界で初めて培養肉を使ったナゲットがシンガポールで販売されました。日本では、日清食品グループが2019年に世界で初めて、厚みのある「ステーキ培養肉」の作製に成功しています。まだ商品化はされていませんが、数年後には、培養肉のステーキが食べられるかもしれませんね。
 
◆昆虫食◆
コオロギ、タガメ、タランチュラ、イモムシ、カブトムシなど様々な昆虫が食用として販売されています。昆虫パウダーを利用した加工品や、昆虫そのままの姿で調理されているものもあります。昆虫を食べることに抵抗がある人も多いと思いますが、不足しがちなビタミン、ミネラルや食物繊維もふくまれていて、美容食・健康食として好む女性も多いようです。
 
色々な代替タンパク質を紹介しましたが、日本ではもともと大豆、海藻などを使った加工品がたくさんあります。それを利用しながらお手軽に「お肉もどき」をつくるのもいいですね。
個人的には、すき焼きや焼肉を食べるときには健康のことは気にせず思い切り食べたい!と思っているのですが、そんな贅沢をしたい特別の日のために、普段は代替タンパク質を利用しながら地球にもからだにも優しい生活を心がけたいです。

  
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