オペレーション部門の中澤です。
長年の夢が叶い、福井県にある恐竜博物館へ行って参りました。子供の頃から自称「恐竜好き」だったので、いつか行ってみたい場所でした。恐竜の名前が言えるほどギークではないのですが、恐竜映画の金字塔「ジュラシック・パーク」シリーズは大好きな作品です。
 
福井県の恐竜博物館はカナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、中国の自貢(ジコウ)恐竜博物館と並び、世界三大恐竜博物館と称され、日本の恐竜博物館の代表格となっています。今年7/14にリニューアルオープン、そして7/17、リボーンしたての博物館を観に行く事が出来ました。
 
博物館は勝山市にあります。えちぜん鉄道でのどかな田園風景を眺めながら「勝山駅」まで行き、そこからはバスで移動します。バスは恐竜の絵でラッピングされており、車内も天井に翼竜の絵が描かれていてテンションが上がります。


 
入館するとそこは3階フロア部分になっていて、まずは正面の長いエスカレーターで地下1階の恐竜の世界まで降下します。化石の標本が壁に飾られたトンネルを抜けると、恐竜の発掘現場を再現した約15mの大型の標本のレプリカが現れます。
左の写真は、カマラサウルスの恐竜1体が埋まったままの産状化石を再現したものです。(「産状」とは化石の出ている様子や見え方の事だそうです。)
 
恐竜が絶滅したのがおよそ6600万年前の事で、誰も見た事のない生物をこの化石発掘によって肉付けをし、リアルな恐竜を再現させるのですが、これってすごい技術と想像力なのだと思います。調査や研究は更新され続けていて、最近では羽毛恐竜やカラフルな恐竜が再現されています。私が恐竜に興味を持つのはこの部分なのかもしれません。
 
恐竜の世界へ
産状化石のある場所から見上げると、今回、私が一番楽しみにしていた「動くティラノサウルス」を確認する事ができます。階段を上がるとそこは恐竜の世界が広がっていて、50体もの恐竜の全身骨格と実物大のジオラマが展示されています。
 
前日に予習として「ジュラシック・パーク」を観ていたので、そのティラノサウルスを想像していたのですが、実際には色が黄色ピンクブルーだったので、どちらかと言うと可愛いい感じでちょっと肩透かしを食らった感じでした。

*「ジュラシック・パーク」1993年公開
今から30年前に作られたとは思えないくらい恐竜の再現度が素晴らしく、何回も観ているのにブラキオサウルスが登場するシーンは毎回鳥肌が立ちます。もちろんストーリーも面白いです。観た事のない方、お薦めです。

 
実物大ジオラマ ~中国四川省の恐竜たち~


 
福井県の恐竜たち


 

 
日本中他県でも恐竜の化石は発掘されているのにも関わらず、福井県が「恐竜王国」と言われる理由は?
検索すると・・・
 
① 「ボーンヘッド」の存在。「ボーンヘッド」とは洪水などによる理由で川や湖などの水底に骨が溜まった場所の事でとてもレアらしいのですが、これが福井県の勝山市北谷町の発掘現場で何層にもなった地層が見つかっていて、そこから沢山の恐竜の化石が発見されている事。
② 恐竜学が確立されていなかった時代から発掘に情熱を燃やしていた学者達と、当時の県知事のバックアップによって様々な発見につながった事。
 
地形の奇跡と人間の努力が合わさって世界に誇れる恐竜ミュージアムが出来たんですね。
 
この9月8日にはまた新種の恐竜が発見されたというニュースが流れました。約1億2千万年前(白亜紀前期)の地層から見つかった恐竜の化石が「ダチョウ型恐竜」で、学名が「ティラノミムス・フクイエンシス」に決まったそうです。
 
今回は恐竜博物館のB1Fと1Fを紹介させて頂きました。
博物館の骨格標本の実物は本当に息をのむほどに大きく1億4500万年前の昔にタイムスリップしたかのような錯覚にもなります。是非一度足を運ばれてみては!
この旅のメインは「恐竜博物館」ではあったのですが、福井県へは初上陸という事で、1泊2日の旅の行程表には「永平寺」「東尋坊」と盛り沢山。久しぶりの「女子旅」は大満足の楽しい旅でした。

  
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