最近読んだ本 に”シェア”っていうのがあります。そろそろ世の中色々な物を所有するのではなく使用する時代なんじゃないですか?っていう事が書かれた本ですが、その「第1章 もうたくさんだ」に書かれていたことが非常にインパクトがありました。それは

”日本の東、ハワイの西に位置する太平洋のはるか沖合に、現代消費社会が生み出すゴミを象徴すつ巨大なモニュメントが人知れず存在する。この「太平洋ゴミベルト」は世界最大のゴミ捨てばだ。ただし陸地ではない。海に浮かんでいる。・・・”

とあります。世界中の陸地に捨てられたゴミの山はいく度となくテレビで観て、見るたびに何となく罪悪感を感じながら、できるだけゴミは出ないようにできないのか?とか考えたりはしていたのですが、この「太平洋ゴミベルト」を知り、ネットで色々と調べていけば調べるほど、第1章の題にある”もうたくさんだ!!”っていうこの題名が心の中にグサグサと突き刺さるような感じで、ネットに上がっているあらゆる書き込みを貪るように読みました。

そういう自分はどうなのか?一年のうち、ゴミを出さない日は一日でもあるのか?ゴミにもいろいろと種類はあるのですが、燃料をかけ焼却しないと処分できないゴミ、また自然に分解できないゴミそういったゴミの一部が海流によって太平洋のある一定の所に固まってくるのでしょう。私はまだ見たことがありませんが、ネットの情報によると、この巨大なゴミの渦巻きは、アメリカのテキサス州の二倍の面積があり、深さは場所によっては三十メートルか、それ以上あるところも・・とあります。その九割はプラスティック。世界中のあらゆる場所から流れ着いたペットボトル、おもちゃ、靴、ライター、歯ブラシ、ポリ袋等々。私の想像ですが使い捨て好きの日本人はこのゴミの山に大量にゴミを送り出している国の一つではないか?と思います。

このプラスティックゴミは従来、海中で分解するのに500年とか1000年かかると言われていたのですが、最近の研究で分かってきたことは1年以内で分解し始め、毒性を持つ可能性のある化学物質を浸出させていくという。そのプラスティックの溶け出した物質とプランクトン、そしてプラスティックの破片が混ざり合った濃縮スープ「プラスティック・プランクトン・スープ」が発見された。動物はそれらを餌と思いお腹いっぱい食べ、栄養失調で餓死する。

この本の言葉を借りるなら「太平洋ゴミベルトは、人間が目を背けてきた現代の消費主義がもたらす負の側面を、醜悪な姿で私たちに見せつけるものである」

そのとおり!座布団一枚あげて!っていうお言葉です。消費し捨てるという行為が現代の経済を支え、それをセーブし始めると不況になってしまう。このやり方って、いつかどこかで・・・、ですね。本当の幸せ感って何?が本当に問われる時が来ているような気がします。今晩ゆっくり考えて見たいと思います。

太平洋ゴミベルトに関してのお気に入りページです。他にもたくさん有りです。一度地球はどうなってしまっているのか?参考に見てください。

■”太平洋ゴミベルト”の実態調査
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=68541809&expand
■太平洋ゴミベルト:プラスティックの濃縮スープとなった海
www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id
他にも多数

やこやこ

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One thought on “【0286話】 一度行ってみたい太平洋ゴミベルト

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